脂肪を分解するトクホ茶「伊右衛門 特茶」に効果はあるのか?
https://yuchrszk.blogspot.com/2013/10/blog-post_7826.html?m=0
伊右衛門ブランドからトクホのお茶が出たと聞いてさっそく購入。
「伊右衛門」にも“トクホ” 体脂肪を減らすのを助ける「特茶」発売 - えん食べ
いつものように成分を見てみましょう。
カテキンは有名なのでよいとして、今回の目玉はケルセチン配糖体であります。たしかに、他の飲料系トクホは食物繊維を入れただけのものがほとんどだったので、これはかなり新しい。
ケルセチンはダイエッターの間では昔から有名で、リンゴとかタマネギによく入っている成分。抗酸化作用が高いと言われていまして、ケルセチンをとると、
- 長生きする!
- 血管の病気もよくなる!
- 抗がん作用もある
- メタボの予防に効果がある!
などなどのご利益があると言われております。
参考:Quercetin & Weight Loss | LIVESTRONG.COM
が、一方では「健康食品」の安全性・有効性情報には「脂肪吸収の効果はなし!」とバッサリ切り捨てられていて、思わずガッカリ。
また、サントリーが行った効果実験を見ると、
「伊右衛門 特茶」を飲み続けてから『8週目で「皮下脂肪面積」、12週目で「内臓脂肪面積」の減少が認められている
とのこと。確かに、体脂肪に変化は起きているんですけども、裏を返せば、12週目での「皮下脂肪」や、8週目の「内臓脂肪」は減少しなかったという話にもなりますし、そもそも脂肪の減少率が低すぎて、「痩せた!」と主張するには心もとなさすぎじゃないでしょうか。
参考:肥満者に対するケルセチン配糖体(酵素処理イソクエルシトリン)配合緑茶飲料の体脂肪低減作用および安全性の検証
うーむ。非常に残念な結果。そんなわけで、当ブログでは「伊右衛門 特茶」はオススメできず!という結論になりました。味は伊右衛門を濃くした感じで悪くないんですけどねー。