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「人の目を見て話しなさい!」は逆効果なときもあるという研究


会話のときは相手の目を見て話しなさい!」なんてよく言いますが、状況によっては逆効果になることもあるってな研究が面白かったのでメモ。

In the Eye of the Beholder
アイコンタクトが説得への抵抗を増やす



 
この実験によると、話し手が被験者の目を見ながらスピーチをしたところ、目を見る時間が長くなるほど、話し手の意見に否定的になる傾向が強くなったとか。


で、目を見て話すテクニックが効果を持ったのは、もともと話し手に対して好感を持っているか話の内容に賛成しているときだけだったそうな。これは非常によくわかる気が。嫌な相手から目を見て話されてもムカッとくるだけですからなー。


では、嫌な相手を説得したいときは、どこを見ながら話せばいいのか? 実験によると、なんと相手の口を見て話したときがもっとも説得力が増す傾向が強かったらしい。うーん。これは不思議。


とりあえず、今後は「会話のときは相手の口を見て話しなさい!」 ということを肝に銘じていきたい(笑)


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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