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行動経済学的に正しい貯金のコツは「感謝」


近ごろ心理学や行動経済学の世界でよく見るのが「感謝」の研究。


当ブロブでも、感謝の気持ちが成功をもたらしたりカリスマ性が身についたり幸福度が上がるなんて話を紹介してきましたが、今度は「感謝の気持ちを持つと貯金が増えるよ!」っていう面白い研究(1)が出ておりました。


研究者は被験者たちを3つのグループにわけて、それぞれ以下の作業をしてもらったんですね。

  • 過去の人生で起きた感謝したいことを書き出す
  • 過去に起きた幸福な出来事を書き出す
  • 過去に起きた何の感情もわかなかった出来事を書き出す

その後、各グループに「いますぐ54ドルをもらうか」「3日後に80ドルをもらうか」のどちらかを選ばせたところ、感謝の気持ちを書き出した被験者ほど、3日後により多くもらうほうを選んだらしい。


研究者いわく、

感謝の気持ちはセルフコントロール能力をアップし、忍耐力を強くする効果がある。シンプルな感謝のトレーニングを行うだけで、衝動買いや肥満、禁煙といったさまざまな社会的な問題を解決する可能性がある。

とのこと。まだ感謝の気持ちでセルフコントロール能力が上がる理由はわかってないらしいんですが、とにかくその効果は折り紙つきらしい。幸福度が上がるうえにお金も貯まりやすくなるんだから、やっぱ「三行日記」を再開しようかなぁ…。


credit: SnoShuu via FindCC
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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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