アレルギー持ちがランニングをしてはいけない理由
ちょい前に、酒を止めたら鼻炎がだいぶマシになったって話を書きましたが、もう1つアレルギー対策に重要なのが、長時間の有酸素運動運動をしないことであります。というのも、ランニングやエアロビのような長時間の有酸素運動は、体に大きなストレスを与えるせいで、リーキーガットの原因になることがわかってるんですよ(1)。
簡単におさらいしますと、リーキーガットはストレスや不摂生が原因で消化器官の壁に穴が開いた状態。いったん穴が開くと、そこから未消化の食べ物やらバクテリアやら、老化とアレルギーを促進する毒素が体内に流れこんじゃう。そんなわけで、アレルギー持ちの方は、絶対にこの症状を防がなきゃいけないんですね。
これは、自分が身を持って体験したことでして、数年前にINSANITY(インサニティ)って超ハードなエクササイズを毎日やってたら、どんどんと下痢に悩むようになりまして、やがて激しい鼻水とクシャミが止まらなくなったんですよ。
あとから知ったところでは、ランニングをやってる人やマラソンランナーには下痢に苦しむ方が多いそうで、一般的には「お腹が冷えるから」と説明されることが多いんですが、他にも吐き気やめまい、腹痛などを併発しやすいことを考えると、やはりリーキーガットが原因じゃないかと思う次第です。
といっても、運動のストレスは個人差が大きいので、「どこまでやるとアレルギーが悪化するのか?」の基準を出すのは難しいところ。個人的な体験から言えば、「痩せたいから」とか「スケジュールをこなしたいから」みたいな理由で、無理やりにエクササイズをしてる状態だとやり過ぎで、あくまで「体を動かすのは楽しいな〜」ぐらいのレベルで止めておくとアレルギーが悪化せずにすむ感じ。
その他のコツとしては、
- 運動の30分前は食事をしない
- 運動中は1時間ごとに200CCの水分をとる
- 気温が高い場所では運動をしない
- 運動後はちゃんと休む
- 運動後はガッツリと食事をする
といったあたりを守るのが重要かと思います。とにかくアレルギー持ちは腸をいたわるのがめっさ大事。わたしも気を抜くと、つい運動をしすぎてしまうタイプなんで、よくよく注意せねば。
credit: jacsonquerubin via FindCC