ジャガイモを食べ始めたらよく眠れるようになった件
先月からジャガイモの素晴らしさを再認識しまして、わりと積極的に食卓に取り入れるようにしております。
で、およそ20日ぐらい、毎日のようにジャガイモを口にし続けてみたんですが、どうにも睡眠の質が上がったように思うんですよね。これまでは、ベッドに入っても眠りに落ちるまで十数分ほどかかっていたのが、頭を枕につけた瞬間に入眠しちゃいますし、朝もアラームがいらなくなりまして、起きたい時間にスッキリと目が覚める感じ。
この現象はなんだろう?と思って調べていたら、腸内細菌にくわしいシャント・マクロビアン氏のブログに、ヒントになりそうな記事(1)を見つけまして。
非常に細かい議論がなされているんですが、その内容をざっくりまとめると、「ジャガイモにふくまれるレジスタントスターチが睡眠の質を上げる可能性がある」ってことらしい。
レジスタントスターチは食物繊維の一種でして、体内に入ると腸内細菌のエサになりまして、酪酸などの短鎖脂肪酸を作り出してくれます。以前にジャガイモについて書いたときは、レジスタントスターチが持つダイエット効果にだけ注目したんですが、なんでも短鎖脂肪酸には免疫系を改善して炎症をおさえる効果もあるんだそうな(2)。
マクロビアン氏いわく、免疫系を司るサイトカインには睡眠を制御する働きがあるんだそうで、免疫系が改善すれば、自然と睡眠の質もアップするらしい。ここまでの話をまとめると、
- ジャガイモを食べる
- レジスタントスターチが腸内細菌のエサになる
- 短鎖脂肪酸が作られる
- 短鎖脂肪酸が免疫系を改善する
- 正常化した免疫系が睡眠を制御する
- よく眠れる!
そんなわけで、わたしは今後も積極的にジャガイモを食べて行くつもり。アレルギー体質の方も試してみてはいかがでしょうか? ちなみに、ジャガイモは糖質が多いから嫌だ!という方には、「豊年ビオファイバ―」っていうレジスタントスターチのサプリを使う方法もありますけど、個人的には心配せずにジャガイモを食べたほうがコスト的にも栄養面でもいいかなーと思う次第です。
credit: banger1977 via FindCC