結局、水は１日にどれだけ飲めばいいのか？
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昔から「水は１日に２リットルは飲め！」「いや４リットルだ！」なんて議論があるんですけども、近ごろオタゴ大学から出た論文(1)が暫定的な結論を出しておりました。
一般的に、エクササイズの世界には「ノドが渇く前に水を飲め！」って意見と、「ノドが渇いてから飲めば十分だ！」って意見の２つがありまして、この論文は、それぞれの効果について過去の論文を調べ直したもの。168の文献を集めまして、あらためてデータを洗いなおしたところ、以下のような結論が出たらしい。
ほとんどの条件下では、環境の違いに関係なく「ノドが渇いてから水を飲めば十分」 だと思われる。ただし、特殊な条件下ではノドが渇く前に水を飲む必要がある。
そんなわけで、異常に熱い日とか高度で運動をしてるような場合は別として、一般人は、体のサインに従って水を飲んでいれば、なんの問題もないみたい。研究者いわく、「平均的な人にとって、『水を飲む量』に関する特別なアドバイスに従う科学的な根拠はない」とのこと。
もちろん、これはエクササイズに関する文献研究なんで、美容の世界でよく言われる「モデルは1日に４リットルの水を飲む」みたいな説の真偽はわかりません。まぁ、個人的には、水を大量に飲むと体内の電解質がおかしくなるんで、決して体には良くないようにも思いますけどねー。
credit: Alexandra Thieltges via FindCC
