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プチ断食とチートデイが肥満と糖尿病に効く理由

 

これまで、プチ断食チートデイの効果について何度か書いてきた当ブログ。近ごろセル・メタボリズムに出た論文(1)によれば、プチ断食とチートデイにはジャンクフードの悪影響もはねのける可能性があるみたい。



 

リーンゲインズで肥満と糖尿病が止まった!

これは、カリフォルニア大の実験でして、肥満状態のマウスたちに、高脂肪&高糖質なジャンクフードを与えまくったんですね。その際に、マウスの食事時間を1日に8〜12時間までに制限したんだそうな。「目的別ファスティング」でご紹介した、リーンゲインズと同じ手法ですね。

 

 

すると、好きな時間に食事をしたマウスにくらべて、プチ断食を行ったマウスは肥満と糖尿病の進行がストップしたうえ、一部は症状が改善しちゃったらしい。

 

 

以下が解説の画像でして、時間を制限したマウスは「肥満だけど健康体」になったのに対し、好きな時間に食べてたマウスは「病的な肥満体」になってしまった、と。

Fx1

 

 

チートデイでジャンクフードの悪影響がやわらいだ!

さらに、ここではチートデイの実験も行われまして、1週間の食事パターンにも制限を加えたんですね。具体的には、

 

  • 月曜から金曜までの5日間は1日の食事時間を8〜12時間までに制限
  • 土日だけは好きな時間に食事をさせる

 

といった感じ。その結果、ジャンクフードばかり食べさせたにも関わらず、痩せこけていたマウスたちが健康体になったというんですね。

 

Fx3

 

こういった現象が起きる理由は、同じ研究チームによる別の論文(2)によると、どうもプチ断食には健康的な腸内細菌を復活させる働きがあるかららしい。一般的に、肥満体の人は、腸内の細菌が悪玉だらけになっちゃう傾向があるんですが、こいつが短期間の絶食でもとにもどるんだ、と。うーん、すごい。

 

 

もちろん、これはマウス実験の段階なので、人間でも同じレベルの効果が出るかは断言できないんですが、以前からプチ断食チートデイを実践しているわたしには、なかなか良いニュースでありました。

 


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