魚介類のタンパク質は肥満の防止にも効果的だった
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当ブログでは、プロテインの大きなメリットについて何度か書いてきましたが、近ごろ出た論文(1)によれば、魚介のタンパク質には、高脂肪&高糖質な食事の悪影響をブロックする効果があるかもしれないそうな。
これはデンマークの実験でして、大量のマウスたちに高脂肪&高糖質な食事を与えまくって、強引に太らせたんですね。その際に、鶏や鱒などのタンパク源も一緒に摂らせたところ、ホタテを食べたマウスたちは、鶏肉グループにくらべて半分も脂肪がつかなかったとか。
これは、どうもホタテのタンパク質にはグリシンが多く含まれてるのが原因みたい。当ブロでは、睡眠の質を改善する効果やアレルギー体質の改善作用について紹介してきたアミノ酸の一種であります。グリシンが多いタンパク源としては、魚介類のほかにも、ジャガイモや白米なんかが有名なところ。
もちろん、今回の論文はマウス実験なんですが、ヒトを対象にした実験(2)でも、魚介類に豊富なグリシンやタウリンが肥満を防ぐってデータが出てまして、やっぱ魚介類は最強。以前にベストなタンパク源について紹介したときは、オメガ6脂肪酸が少ないって理由で魚介類を1番にしましたが、魚はアミノ酸のバランスもいいわけっすな。
credit: Storm Crypt via FindCC