どうしても眠れないときは「起き続けるぞ!」と頑張ってみるべし
https://yuchrszk.blogspot.com/2015/03/blog-post_72.html?m=0
「その科学があなたを変える」でおなじみのオモシロ心理学者、リチャード・ワイズマン博士のYouTubeチャンネル(1)で知った論文(2)。どうしても眠れないときは、逆に「起き続けるぞ!」とがんばったほうが速く寝つけるらしい。
これはグラスゴー大学の実験で、参加者は不眠症の患者さんたちが34人。全員を2つのグループにわけたうえで、それぞれ以下の指示を14日間にわたって実行してもらったんですね。
- どうにか眠れるように頑張ってもらう
- できるだけ起き続けるように頑張ってもらう
その結果は明白で、起き続けるように頑張った参加者ほど、結果的には眠りに入るスピードが速くなったらしい。
これは、心理学的には「逆説思考」と呼ばれるテクニックだそうで、ポイントとしては、
- できるだけ目を閉じないようにする
- 横になる以外は何もしない(TVやスマホは絶対NG)
の2点が大事とのこと。どうも、眠ろうと頑張るほど「眠れない自分」に意識が向いてあせっちゃうのが、起きようと集中することで気がそれてリラックスできるらしい。
以前に、足りないものに意識が向かうほど何も上手くいかなくなっちゃう「欠乏の罠」についてご紹介しましたが、ちょっと似たものがありますね。睡眠に関しても欠乏の心理は適用できるってことなのかも。