クスリを使わず自然に乗り物酔いを克服する5つの方法
わたし、昔から乗り物酔いがヒドいんですよ。どれだけヒドいかというと、「スーパーマリオ64」みたいな3Dゲームを10分遊んだだけで半日寝こむレベル。プレステで「キングスフィールド」をやったときなどは、丸2日ほど身体機能が停止しました。当然、ドライブはまったく好きじゃないし、船旅なんぞ想像するだけで怖いので、できるだけ乗り物を使わない暮らしを送ってきたんですね。
が、それではイカンということで、いろいろと実験を重ねた結果、いくつか効果を実感できた「乗り物酔い対策」が出てきましたんでご紹介しておきます。同じ悩みを持つ方の参考になれば。
1 ショウガを食べる
個人的にもっとも効果が高かったのがショウガ。 使い方は、船や車に乗る前に1〜2gのショウガをかじっておくだけ。これは実証研究(1)もありまして、1gのショウガが吐き気やめまいがガッツリと減ることがわかっております。生で食べるのがキツすぎるなら、ショウガキャンディや生姜湯でもOK。しかし、個人的にはやはり生のショウガをかじるのが一番効きますね。
2 遠くのビルに視線を固定
乗り物酔いが起きるのは、耳の三半規管が「体がかたむいてる!」と脳に信号を送るから。そこで、つねに視線を遠くのビルなどに固定しておけば、目から「体は動いてないよ!」という信号が脳に送られて、耳のパニックをなだめてあげられるんですね。これは昔から伝わる定番の対策法でして、実際によく効きます。
3 親指で手首の内側を押す
手首の内側(手首の関節から3cmぐらいのエリア)を親指でギュッと押すというワザ。1995年の実験(2)では、手首を押しただけでガッツリと吐き気が減ったんだそうな。まぁ、いっぽうでは「効果がない!」ってデータもあるんですが、ただの思い込みだとしても試してみて損はないかと。
4 ホエイプロテインを飲む
2004年の研究(3)によれば、プロテインドリンクを飲んだ被験者は、乗り物酔いのめまいと吐き気が激しく改善したんだとか。このデータを知ってから、わたしも船に乗る前は20gのホエイプロテインを飲むようにしてるんですが、個人的にはショウガとならんで効果を実感しております。
5 「乗り物酔いなどない!」と自分に言い聞かせる
「オレは乗り物酔いなどしない!絶対に酔わない!そもそも乗り物酔いなど存在しない!」と自分に言い聞かせるテクニック。「精神論かよ!」と言われそうですけども、実は科学的ににも実証された方法であります(4)。実は、乗り物酔いはメンタルの影響が大きい現象でして、心理学でいう「自己成就予言」が起きることが知られているんですね。というと難しそうですが、要は「乗り物酔いするかも…」と思ってる人ほどホントに気分が悪くなっちゃうって話です。
なので、上にならべた基本的な対策をすべて実践したうえで、あとはとにかく自分に言い聞かせるのが大事。
まとめ
そんなわけで、あくまでクスリに頼らず自然に乗り物酔いを治す方法を見てみました。いずれも実証データに裏打ちされてますし、個人的にも効果を実感できたものなので、乗り物に弱い方には参考になるのではないかと。