睡眠サプリ「メラトニン」は摂取タイミングによっては健康を損なうので注意しましょうねという話
https://yuchrszk.blogspot.com/2015/10/blog-post_20.html?m=0
ちょい前に「メラトニンで体脂肪が減るかも」って話を書いたせいで、あらためて「メラトニンを毎日飲むぞ!」という気分になっております。
ただし、ここで注意したいのが服用のタイミング。メラトニンは摂取のタイミングがとても大事なサプリで、適当な時間に飲むと効果が出ないどころか体にダメージをあたえるんですよ。
有名なのは2001年の実験(1)で、13名の女性に対して午前中に1mgのメラトニンを飲んでもらったところ、インスリン抵抗性が大幅に悪化しちゃったんだとか。ご存じのように、インスリン抵抗性があると血液中のブドウ糖が処理できなくなり慢性炎症が起きたりします(2)。アンチエイジングを志す者としては、できるだけ避けていきたいところ。
これは2014年の実験(3)でも確認されてまして、21人の若い女性を以下の2グループにわけたんですね。
- 朝8時45分に5mgのメラトニンを飲む
- 夜9時45分に5mgのメラトニンを飲む
その後、全員にブドウ糖負荷試験(糖尿病の検査。ブドウ糖を飲んだあとで採血する)を行ったところ、
- 朝にメラトニンを飲んだグループは血中のブドウ糖が186%増加!
- 夜にメラトニンを飲んだグループでも血中のブドウ糖が54%増加!
って結果が出たんだそうな。朝だろうが夜だろうが、間違った時間に飲むと体にダメージがあるわけですねー。
では、メラトニンを飲む最適な時間はと言いますと、
- 就寝の30分〜2時間前までがベスト!
って感じです。まぁ元々が睡眠サプリなんで当たり前の結論なんですけど、ダイエット効果や抗酸化効果を狙ってメラトニンを使いたい方はご注意くださいませー。