クレアチンでメンタルが劇的に改善!ついでに頭も良くなる…かも、という話
当ブログでは、よく「クレアチン」の効果を取り上げております。筋トレサプリとしておなじみですが、ストレスの悪影響を防ぐ効果もあったりして、なかなか面白い成分なんですな。
クレアチンでうつ病の症状がガッツリ改善
で、近ごろチェックした論文(1)によれば、クレアチンにはうつ病をやわらげる効果もあるんだそうな。
これはソウル大学の実験で、中程度のうつ病に苦しむ女性39名を対象にしたもの。まずは全員を以下の半分にわけたんだそうな。
- 1日5gのクレアチン+抗うつ薬(エスシタロプラム)を飲む
- 抗うつ薬(エスシタロプラム)だけを飲む
すると、8週間後の結果は以下のようになりました。
ご覧のとおり、クレアチンを使ったグループのほうが、うつの症状がガッツリと改善しております。これはなかなかの成果じゃないでしょうか。
クレアチンが脳の構造に良い影響をあたえる
こういった変化が起きるのは、クレアチンにATPを作り出す作用があるから。ATPは細胞のエネルギー源でして、いわば体を動かすガソリンのようなもんです。クレアチンで筋トレの効率が上がるのも、筋肉の細胞にガソリンが供給されるからであります。
当然ながら人体でもっともエネルギーを使うのは脳ですから、ATPが増えるほど頭もよく働くようになり、最終的にはメンタルも改善するわけですね。
実際、この実験では参加者の脳の状態も調べたんですが、クレアチンを飲んだグループには、
- 脳のエネルギーレベルがアップ!(N-アセチルアスパラギン酸が増えた)
- 脳の情報伝達の効率がアップ!(リッチクラブの形成)
といった変化が起きたらしい。クレアチンは脳にエネルギーを送り込むだけでなく、脳の構造から変えてしまうみたいっすね。すげー。
もっとも、この実験では認知テストなどはやってないんで、参加者の頭が良くなったかどうかまでは不明。しかし脳が変わったのは間違いないんで、クレアチンが頭に効く可能性は高いんじゃないかなー、と。
そんなわけで、やっぱクレアチンはオススメ。いまのとこ目立った副作用も報告されてませんし、安心してお使いいただけるのではないかと思います。