ウォーキングヤバい。たった12分で幸福感が超上がる
ウォーキングの幸福効果が凄い!
当ブログでは、「なんだかんだでウォーキングが最強のエクササイズだ!」って話をよく書いております。
なにせ、誰でも実践できるわりに効果が絶大なんで、投資効果がもっとも大きい感じ。筋トレやHIITをやる前に、まずは歩数を増やして欲しいところです。わたしも最近は1日2万5千歩ずつ歩いております。
そんな状況下、近ごろ「ウォーキングの幸福効果が凄い!」ってデータ(1)が出たんで、ニヤニヤしながら論文を読みました(不気味)。
これは数百人の学生を対象にした実験で、ウォーキングでどれだけポジティブになれるか?を調べたもの。ただし学生たちには実験の目的を隠して、「見知らぬ場所でメンタルがどう変わるかを調べる」と告げておいたみたい。
12分歩いただけでポジティブに
で、ひとつめの実験は、学生たちを以下の2グループにわけたんですね。
- 大学の装飾品をチェックするだけの退屈なツアーに連れ出す
- 大学の装飾品が映し出されるの退屈なビデオを見る
ツアーはたったの12分だったんですが、両グループのメンタルにはかなりの差が出まして、
- 歩いた学生はポジティブな気分が上昇!
- 注意力がガツンとアップ!
- 自信や落ち着きのレベルが上昇!
みたいな違いがハッキリ出たんですね。個人的にも、歩きながら仕事をしたほうが明らかに気分はいいんで、この結果には共感できますねー。
ウォーキングが不利な状況でも結果は同じ
で、この論文では別の実験もしてまして、こちらでは「ウォーキングのほうが嫌な状況でもポジティブになれるのか?」を調べたみたい。具体的には、
- ツアーに出かける学生には、あらかじめ2ページのレポートを書くように伝えておく
- ビデオを見るだけの学生には、特になにも宿題は与えない
みたいな感じ。ウォーキングと面倒な作業をセットにして、学生たちのメンタルの変化をみたわけですね。
その結果は、ひとつめの実験とほぼ同じ。嫌な状況を作っても、やっぱりウォーキングをした学生のほうが幸福感はアップしたんですね。たった12分のウォーキングでも、かなり違うもんなんですねぇ。
ウォーキングを甘く見てはいけない
研究者いわく、
今回の実験をまとめると、私たちがこれまで思っていたよりも、ウォーキングには強力で普遍的なメリットがあるようだ。
多くの人は、ウォーキングがメンタルと集中力に与えるメリットを過小評価している。シンプルにイスから立ち上がって歩くだけでも、気分は良くなるのだ。
とのこと。ウォーキングを甘く見るなよ!ってことですな。
まぁこの実験では、身体的な指標(ストレスホルモンとか)を計測してないんで、 具体的にどんなメカニズムが働いてるかは不明ではあります。が、運動でポジティブになれるってデータは山ほどありますんで、とりあえず気分がヘコんだら散歩してみりゃいいんじゃないかと。