冬は寒い部屋で暮らすほどウエストが細くなる
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室温とウエストの関係をくらべた
だいぶ寒くなってきましたんで、10月っぽい話でも。近ごろ奈良県立医科大学が「室温が低いと痩せる!」ってデータ(1)を出してまして、これがなかなかおもしろいんですよ。
これは1,103人を対象にした調査で、平城京スタディ(奈良県立医科大の健康データ)を使ったもの。参加者の平均年齢は72歳だったらしい。
調査では、2010年〜2014年の各年ごとに、10月〜4月までの全員の腹囲やウエストサイズを計測。さらに、みんなが暮らす家の温度ををチェックしたうえで、室温と体型の関係をくらべたんだそうな。
室温が低いほどウエストも細い
そこで何がわかったかというと、
- 冬場の室温が低ければ低いほどウエストも細い!
って事実であります。具体的には、
- 室温が10℃以下のウエストサイズは平均81.3cm
- 室温が20℃以上のウエストサイズは平均84.9cm
という感じ。わりとハッキリした差が出てますねー。もちろん、日常的な運動量や食事量などは調整済み。
低温で褐色脂肪が起動する
こういった差が出たのは、寒い部屋に住むことで、当ブログではおなじみの「褐色脂肪細胞」が起動するから。褐色脂肪は体の代謝を高める機能を持っていて、俗に「良い脂肪」などと呼ばれております。
寒い部屋で消費カロリーが上がるのは有名な話で、これまでも何度か実験で確認されたきた事実。ただし、この現象が現実の暮らしでも起きるかは未知数だったんで、今回のデータは参考になるんじゃないかと。
もっとも、褐色脂肪の効果は個人差がかなり大きいってデータもあるんで、「ダイエットに効く最適な室温は何度?」って問題については、まだこれからって感じではあります。が、冬場はできるだけ暖房をガマンしたほうが、代謝があがっていいかも。
とはいえ、ずっと10℃の環境で過ごすのはツラいと思いますんで、アンチエイジングのために時々暖房を切ってみるぐらいがいいのかも。