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自閉症スペクトラムに効くサプリってあるの?というメタ分析のお話

 

自閉症スペクトラムには栄養療法だ!」みたいな考え方があって、やれ乳製品がよくないだとか、やれ発酵食品がいいだとか、いろんな考え方があるわけです。

 

 

果たしてこれらの見解が正しいかどうかは難しいわけですが、「自閉症スペクトラムにはこの栄養が効く!」みたいなデータ(R)が出てまして、非常に参考になりました。

これは過去の自閉症研究から27件をRCTを抜き出したメタ分析になっていて、1028人の患者さんにサプリやらなんやらの介入をして、症状に変化が出るかどうかを調べてくれております。

 

  • マルチビタミン
  • ミネラル
  • キャメルミルク
  • オメガ3脂肪酸
  • ビタミンB12
  • Lカルノシン
  • ビタミンB6
  • マグネシウム
  • 葉酸
  • ギンコバ
  • ビタミンD
  • ジメチルグリシン
  • イノシトール
  • スルフォラファン
  • フォリン酸

 

参加者の年齢は平均7.1歳で、介入の期間は10.6週間。その上で効果量を出してくれていまして(Hedges’ g)、データの質としては非常に良いのではないかと思うわけです。

 

 

それでどんな結果が出たかと言いますと、まずは大きな結論からいくと、

 

  • オメガ3とビタミン系サプリは、プラシーボよりも有意に自閉症スペクトラムの症状を改善する!

 

だったそうな。もうちょい具体的な数字を申し上げますと、オメガ3とビタミン系サプリの効果としては、

 

  • 不安の減少効果(Hedges’ g = 0.482,95%CI 0.167-0.797)
  • 衝動的な行動の減少(Hedges’ g = 0.482, 95%CI 0.242-0.721)
  • 反復行動の減少(Hedges’ g = 0.269, 95%CI 0.106-0.432).

 

みたいな感じになってます。まぁそこまで激しい違いではないものの、不安感や衝動性にお悩みの方であればちょっとは試してみてももいいのかもですね。この効果についてはほとんど個人差もないみたいですし、出版バイアスのリスクもないんで、信頼できるのではないかと思われます。

 

 

が、このブログでも前に書いたとおり、市販のフィッシュオイルは酸化の問題が怖いんで、積極的に使うべきかと言われればビミョーではあります。とりあえず魚の摂取量を増やすのが先でしょうねー。

 


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