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「誠実な人はクリエイティブじゃなくなっちゃう」問題『成功する子 失敗する子』


人の成功は誠実さで決まる!」と主張する「成功する子 失敗する子」って本を先日紹介しましたが、今日はその続きとして「誠実さにも欠点はある」って話を書きます。



おさらいしますと、本書「成功する子 失敗する子」は、私生活や仕事を成功に導く各要素のなかで最も重要なのは「誠実さ」だと指摘しております。実際、各種の統計データを見てみると、誠実さを持っている人ほど、年収は高いし、長生きするし、デブにもならないしで、良いことだらけの人生を送っているんですな。


が、ほぼ完璧に近い「誠実さ」パラメータにも、唯一のデメリットがあるんだそうで。その難点というのが、「誠実な人ほどクリエイティビティが下がっちゃう」問題。ある統計データでは、まじめにテストの成績を上げた学生ほど創造性や自主性が低いことがわかったらしい。


ちなみに、以前にも書いたとおり「クリエイティブな人は嫌な人が多い」って研究は山ほどあるので、これは非常に納得できる話ではあります。創造性が高い人は頭が良くて柔軟性があるので、その要素が不誠実さにつながっていくみたい。

参考:なぜ、あなたはクリエイティブになれないのか?


そんなわけで、結論としては「成功したきゃマジメになれ!でもクリエイティブでいたきゃ不誠実のままでいろ!」って感じでしょうか。雑なまとめですいません(笑)。


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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