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勉強の成果を上げるための瞑想テクニック


瞑想をすると親切になる!」とか「瞑想はダイエットに効く!」とか「瞑想で料理が上手くなる!」とか、さんざん瞑想のメリットについて書いてきましたが、今日は「瞑想で勉強や試験の成績が上がる!」という話を。



瞑想でテストの成績が上がった!
ネタ元は以下の研究。48人の男女に1日45分のマインドフルネス瞑想トレーニングを2週間ほど続けてもらったんですな。

参考:Mindfulness Training Improves Working Memory Capacity and GRE Performance While Reducing Mind Wandering


結果はかなり凄くて、マインドフルネス瞑想をやった人は、

  • 短期的に記憶を保存する能力がアップ!
  • 文章の理解力がアップ!
  • 集中力が激しくアップ!

といった良い効果を経験しまくり。その結果として、GRE(アメリカ版のセンター試験みたいなやつ)の点数もガツンと上がったそうな。瞑想で集中力が持つようになったおかげで、脳のいろんな面にまとめて良い影響が出たんでしょうね。


実験で行われた瞑想テクニックとは?
で、この実験で行われた瞑想法はこんな感じ。

  1. 目線を下の方に向け、足を組んで背筋を伸ばして座る
  2. 頭のなかに自然とわきあがる思考と、意識して思い浮かべた思考の違いを区別する
  3. 「未来や過去に関する空想や心配事」がわいてきたら、「心がそう考えているだけ」と考えて現在に意識をもどす
  4. 集中が切れそうになったら、つねに呼吸に意識を向け直す
  5. 息を吐くごとに数を数えていき、21までカウントしたら再び1から数え直す
  6. 思考をムリヤリ押さえつけるのではなく、わきあがった思考を他人事のように観察する

やはり、いかに思考を客観的に捉えられるかどうかを重要視しているみたい。「心がそう考えているだけ」として雑念を処理するのは、個人的な経験から言っても超大事なテクニックだと思います。あと、呼吸を21まで数えるって手法は初耳ですけど、なんか根拠があるんですかねぇ。





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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。