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健康のために必要な「親切」は1日5分。用法用量を守って正しくお使いください

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『親切』は死ぬほど体にいいよ!」って話を書きましたが、「親切」もやり過ぎれば悪影響が出てきちゃう。実際、多くの調査でも年間に100時間以上のボランティア活動は逆に幸福度や健康レベルを下がるって結果(1)が出ております。度を越した「親切」はストレスの原因になるんで、サプリよろしく用量を守るのが大事。


では具体的にどうすればよいかといえば、「GIVE & TAKE 」のアダム・グラント博士いわく「1日5分でいいんじゃね?」とのこと(2)。博士によれば、「親切」は身を削って行うべきではなく、マイクロローンのように時間を少しずつ切り売りしていけばOKだそうな。もっとも、これは厳密なデータがあるわけではなく、PandaWhaleを作ったアダム・リフキンさんの経験則によるものらしい。





ちなにに、1日5分でできる「親切」の例としては、

  1. 誰かに知識をシェアする
  2. 誰かのためになりそうな人を紹介する
  3. 相手の作品や商品を試して、簡潔で役立つフィードバックをあげる
  4. SNSでシェアやコメントを行う
  5. 好きな相手に賞賛のコメントやメールを送る


といった感じ。確かにこれなら片手間でいけそうであります。いずれにせよ、できるだけ自分のコストを下げつつ「親切」を行うのがポイント。用法用量を守って正しくお使いください。


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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