カフェイン+テアニンの組み合わせで集中力が10%も上がるらしいぞ
https://yuchrszk.blogspot.com/2016/03/10.html?m=0
もっと集中力が欲しい!という方にナイスな論文(1)が出ておりました。
お茶に入ってるテアニンが脳に効く
これはペラデニア大学の実験で、20名の男性を対象にしたもの。全員に対して以下の4パターンのドリンクを飲んでもらって、それぞれが集中力にあたえる影響をみたんですね。
- 200mgのテアニンを飲む
- 160mgのカフェインを飲む
- テアニンとカフェインを同時に飲む
- 一杯の紅茶を飲む
- ただの水を飲む
テアニンはお茶にふくまれるアミノ酸の一種で、昔から「脳に効くんじゃない?」と言われてきた成分。少し前のレビュー論文(2)によると、
- 50〜200㎎のテアニンを飲むと、だいたい40分後にアルファ波が増加する(≒リラックス状態になる)
- 免疫系の働きを改善する作用もある
- 慢性疲労をブロックする働きもある
といった結果が出ております。いろいろとおもしろそうな成分ですねー。
カフェイン+テアニンで集中力10%アップ
さて、実験では参加者の認知機能や反応速度で集中力を計測しまして、その結果は、
- テアニン:集中力が6%アップ
- カフェイン:集中力が6%アップ
- テアニン+カフェイン:集中力が10%アップ
- お茶:集中力が2%アップ
- 水:変化なし
といった感じ。10%の向上ってのは、なかなか良い成果じゃないでしょうか。
研究者いわく、
高容量のカフェインとテアニンの組み合わせは、集中力の機能に著しい効果を持っている。
とのこと。ちなみにテアニンとカフェインは緑茶にも入ってますが、この実験と同じ効果を出そうと思ったら、だいたい6〜10カップ分を一気に飲まないとダメっぽい。不可能じゃないですが、市販のお茶で集中力アップを計るのは難しいかも。テアニンとカフェイン錠を買って試してみるか…。