うつ病は単なる心の病ではない!「悪い油の摂り過ぎ」がメンタルを悪化させる
https://yuchrszk.blogspot.com/2016/03/blog-post_35.html?m=0
「うつ病は単なる心の病ではない!」って論文(1)が、かなーり重要なことを言ってるんでメモ。
うつ病の人は体内の酸化がハンパない
これはグラナダ大学の研究で、うつ病と人体の反応について調べた29件の論文から、3,961人分のデータをメタ分析したもの。科学的な信頼度はかなり高めになっております。
その結果をざっくり抜き出すと、
- うつ病の人は酸化ストレスの数値が高い(特にマロンジアルデヒド)
- 体内の抗酸化物質の量が少ない(尿酸、亜鉛、SOD酵素など)
みたいな感じ。とにかく、うつ病の人は体の老化が進んじゃってるわけですね。
昔から、うつ病にかかると心疾患やがんの発症率が高まる傾向があったんですが、このデータを見れば納得であります。
オメガ6の削減がメンタルヘルス改善の一番ピン
研究者いわく、
分析の結果、うつ病の発症には酸化ストレスが大きな役割を果たしていることがわかった。抗うつ剤に効果があるのは、体内の酸化ストレスや抗酸化能力を改善しているからかもしれない。
とのこと。つまり、酸化ダメージの改善を重要視するアンチエイジングのテクニックは、うつ病にも効く可能性が高いわけですね。
なかでも個人的にポイントだと思うのが、マロンジアルデヒドであります。これは細胞の酸化ダメージを示す数値で、おもにPUFA(多価不飽和脂肪酸)のとりすぎで悪化していくんですよ。
その代表がご存じオメガ6でして、
- サフラワー油
- ひまわり油
- コーン油
- 大豆油
- ラー油
- ごま油
- マヨネーズ
- 加工食品全般
に豊富に入っております。そんなわけで、まずは徹底的にオメガ6を減らすことが、正しいメンタルヘルス対策の一番ピンになりましょう。
もちろん、これは「うつ病の原因は酸化ストレス!」って話ではなく、
- 心がやられてクヨクヨする
- ストレスホルモンが出る
- 体内の酸化ダメージが上昇
- 脳がやられて、さらに心が沈む
- さらにストレスホルモンが…(以下くり返し)
みたいな循環システムになってるんだと思われます。つまり、
- 外的なストレスには認知行動療法などで対処
- 体内の酸化ストレスは食事や運動で対処
といった2刀流でまとめて改善してくのがベストなんでしょう。どうぞよしなに。