スーツを着ると交渉能力が上がって成功しやすくなるよ!という話
https://yuchrszk.blogspot.com/2016/03/blog-post_8.html?m=0
ちょい前に「スーツを着ると創造性が上がるよ!」って話を書きましたが、今度は「スーツを着ると成功しやすくなるよ!」という論文(1)です。ここ数年の心理学界はスーツブームなんでしょうか(適当)。
スーツを着ると明確に交渉能力が上がる
これはイェール大学の実験で、参加者は18〜32才の男性128名。みんな職業や収入はバラバラであります。
実験では、まず全員を3つのグループにわけたんですね。
- 良いスーツと革靴をビシっと着る
- スウェットパンツとTシャツにプラスチックサンダル
- ジーンズにジャケットみたいな普通の格好
そのうえで、全員を売り手と買い手にわけて、架空の商取引を演じてもらったんだそうな。
その結果は、
- スーツグループは210万ドルを稼ぎ、83万ドルしか損しなかった
- スウェットグループは68万ドルしか稼げず、280万ドルを損した
みたいな感じ。ハッキリと明暗がわかれましたねぇ。
ザッカーバーグのマネはするな
研究者いわく、
損得が大きくからむ状況においては、フォーマルな服装は相手に対して「俺は成功者だ!自分の行動に自信があるのだ!」というシグナルを送る。逆にカジュアルな格好をしていると、相手の申し出を簡単に飲んでしまいがちになる。
とのこと。もちろんこれは架空の実験ですが、直感的にも納得しやすい話ではあります。
ちなみに、研究者いわく「マーク・ザッカーバーグは例外中の例外なのでマネするな」とのこと。あれぐらいの成功者になると、今度は周囲がスーツだらけになるため、ラフな格好が逆にステータスシンボルとして機能するんだそうな。まぁそうかも。
そんなわけで、いつもジャージとジーパンで行動してるわたしには切ない実験でした。スーツめんどいのよね…。