お通じの改善だけじゃない!プロバイオティクスで得られる5つの凄いメリット
https://yuchrszk.blogspot.com/2016/03/blog-post_59.html?m=0
「腸内細菌はすげー大事!」が当たり前になってきた昨今。わたしも食物繊維を増やしたり、いろんなプロバイオティクスを試したり(腸内細菌サプリ)と試行錯誤を重ねております。
と同時に、近年では「プロバイオティクスはお通じ以外にも効くんじゃね?」って風潮が高まりまして、いろいろと研究が進んでおります。なにせ腸と脳は神経を通じてつながってるんで、お腹の調子がよいといろんなメリットにつながるんですよね。
というわけで、プロバイオティクスがお通じの改善以外にも役立つ場面を見てみましょう。
1.メンタルの改善
ここ数年で、やたらと「プロバイオティクスがメンタルに効く!」って話が増えてるイメージ。まだ研究としては浅い段階ですが、 当ブログでも「プロバイオティクスでうつ病に特有の思考が止まった」なんてデータを取り上げたことがありました。プロバイオティクスがメンタルに効く仕組みはよくわかってないんですが、2011年のレビュー論文(1)などを読むと、やはり体の炎症が有力視されている模様。つまり、
- 腸内環境が良くなる
- 炎症性の物質(サイトカイン)が減る
- 脳の炎症がやわらぐ
- メンタルが改善!
って流れですね。もちろん、腸内ではいろんな神経伝達物質が作られてますんで、腸の働きがよければ脳の機能が上がっても不思議ではない感じ。
2.コレステロールの改善
2012年にアメリカ心臓協会で発表された話(1)だと、高コレステロールに悩む男女127名にプロバイオティクス(Cardioviva って商品らしい)を飲んでもらったところ、- LDL(悪玉)コレステロールが12パーセント低下
- 総コレステロール値が9パーセント低下
って結果が出たそうな。なんでも、プロバイオティクスが胆汁酸塩を破壊して、腸に再吸収されるのを防いでくれるらしい。わたしもプロバイオティクスを飲み始めたら一気にコレステロール値が改善したんで、この話は信じちゃうなぁ。
3.虫歯予防
あんま知られてませんが、実はプロバイオティクスは虫歯にも効いちゃう。例えば、2006年に広島大学が行った実験(2)では、52名にラクトバチルス菌を2週間飲んでもらったところ、歯肉炎や歯ぐきの出血がなくなったとか。どうもプロバイオティクスには、虫歯を引き起こすバクテリアを殺す働きがあるらしいんですな(3)。
ただし2011年のレビュー(4)などを読むと、プロバイオティクスのサプリでも虫歯予防にはなるものの、多くの実験ではプロバイオティクスが入ったガムやマウスウォッシュを使っている模様。まぁ、発酵食品を食べるだけでもOKだとは思いますが。
4.鼻づまり
鼻づまりにプロバイオティクスを使う方は少ないでしょう。が、 わたしはプロバイオティクスのおかげで、数十年来の鼻づまりが相当に改善しました。もちろん、研究としてはまだまだ初歩の段階なんですが、2003年の実験(5)では209名に毎日プロバイオティクスを飲んでもらったら、3週間で鼻のなかに良い細菌のコロニーが出現。悪いバクテリアが減って鼻の通りがよくなったそうな。
このほかにも、プロバイオティクスで花粉症が軽減!ってデータもいくつかありまして(6,7)、どうやら鼻づまりにも有効な雰囲気が濃厚。花粉症にお悩みの方も試してみちゃいかがでしょ。
5.肌トラブル
以前にも美肌のためにはバクテリアの管理が大事 って話を書きましたけど、腸は肌にもつながっているんで、プロバイオティクスは肌トラブルにも効果があったりします。例えば2012年に行われた臨床テストでは、ラクトバチルスを飲んだ参加者は、
- 顔のかぶれや赤みが減少
- ニキビが減少
- 肌バリアが改善
といった変化が出たとか。他にも乳酸菌でニキビが改善したってデータはありまして、これまた有望な説かと思います。
まとめ
そんなわけで、プロバイオティクスの効果をいろいろ見てみました。もちろん、お腹の具合が悪い人じゃないと効果が出ない可能性は高いですが、それなりの成果をあげております。といっても、ご存じのとおりプロバイオティクスの効果は個人差がデカいのが難点。わたしの体には「Probiotic-3」がピッタリでしたけど、同じバクテリアでも人によっては腸に定着しないケースがあるんですよね。
これはいろいろ試すしか方法がないんで、まずは安価なビオスリーあたりから使ってみたらよいのではないかと思います。どうぞよしなに。