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利き手じゃない方の手でマウスを操作すると意思力がアップする


意思力は筋肉のように鍛えられる!とはケリー・マクゴニガル「スタンフォードの自分を変える教室」にも書いてありましたが、「砂糖を飲むと意思力がアップする」って論文を書いた心理学者トマス・デンソンによれば、具体的には「利き手じゃない方の手でマウスを操作する」といいらしい。





デンソンいわく、意思力の訓練はピアノの練習やゴルフのトレーニングと同じで、実験では利き手じゃない方の手でマウスを操作する作業を2週間ほど続けたところ、意思力がアップしたうえに怒りやすさも減ったそうな。


この訓練は別にマウスじゃなくてもよくて、コーヒをかき混ぜたり、ドアを開けたり、歯を磨いたりなど、日常的な動作ならなんでもオッケー。ぎこちない動作で生じるイライラを意識することで、じょじょに意思力が鍛えられていくらしい。


ちなみに、この文章も利き手じゃない左手でマウスを操作しながら入力してますが、確かに凄まじく作業効率が落ちますね。これを2週間も続けるのは大変だわ。


あと、「利き手じゃない方の手」と聞いて思い出したのは以下の動画。利き手じゃない方の手で男たちが石を投げるだけのシーンが延々と続く、実にシュールな作品です(笑)。


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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