セントジョンズワートは、どれだけ気分をよくしてくれるのか?
https://yuchrszk.blogspot.com/2014/02/blog-post_12.html?m=0
当ブログ経由で「セントジョンズワート」を買ってくださった方がいて、どれぐらいの効果があるのかなー、と思ってあらためて調べてみました。
ざっくり説明すると、「セントジョンズワート」はハーブの一種でして、大昔から「落ちこんだとき」とか「軽くうつになったとき」なんかに使われてきたアイテム。ドイツでは、うつ状態の治療に使われてまして、非常に評価の高いサプリメントなんですな。
実際、サプリメントの判断については超厳しい「国立健康栄養研究所」も「軽度のうつ状態に対しては、一部にヒトでの有効性が示唆」と言っていて、ヘコんだ気分をあげてくれるのは間違いなさそう。
参考:http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail85lite.html
ただ、2008年の大規模調査では「軽度うつ」じゃなくて「大うつ状態」にも効いたってな結果が出てて、実際には、もうちょいデカい効果を期待してもいいんじゃないかとも思います。
参考:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18843608
ちなみに「DSM-IV」(精神病の診断マニュアル)による「大うつ」の定義は、ざっくりとこんな感じ。
以下の症状のうち5つ(またはそれ以上)が同じ2週間の間に存在し、病前の機能からの変化を起こしている。
- ほとんど1日中の抑うつ気分
- ほとんど1日中、興味、喜びの著しい減退がある
- 著しい体重の減少、あるいは体重増加(例:1ヶ月で体重の5%以上の変化)
- ほとんど毎日の不眠ま・睡眠過多
- ほとんど毎日の疲労・気力の減退
- ほとんど毎日の無価値観・不適切な罪責感
- 思考力や集中力の減退、または決断困難がほとんど毎日認められる
- 死についての反復思考、特別な計画はないが反復的な自殺企図
いやー、思いのほかヘビーな症状に効くみたいですね。一般的な向精神薬にくらべて副作用も少ないですし、これは気分がヘコんだときのために買っておくのも悪くないかも。