心理学的に正しい「自分の欠点を強みに変える方法」
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「あなたの悪いところの良いところ」(http://amzn.to/2t4jMjT)って本によれば、短気や根暗といったネガティブな性格にもいろんなメリットがあるようですが、近ごろ出た論文(1)では、さらに「自分の欠点を強みに変える方法」にまで踏み込んでいておもしろいです。
これは「WOOPの法則」で有名なガブリエル・エッティンゲン博士の実験で、まずは被験者たちに性格テストを行って、全員の衝動性について調べたんですね。続いて、彼らを2つのグループにわけて、一方には「衝動的な人は創造性が高いってデータがあるんです」と教えて、もう一方には「衝動性と創造性には何の関係もないです」と伝えたんですね。
その後、全員の被験者に創造性テスト(「レンガの使い方を100種類考える」みたいなやつ)を受けさせたところ、「衝動的な人は創造性が高い!」と信じたグループは本当に創造性が高くなる傾向があったんだとか。
研究者いわく、
私たちは、自分の弱点が時に「強み」にもなり得ることを理解している。この研究により、弱点と「強み」が表裏一体だと信じれば、弱点を有利に使えることが可能だとわかった。
とのこと。とにかく、「自分の嫌なとこにもメリットはあるんだ!」と信じるのが大事なんだ、と。
そんなわけで、最後に「あなたの悪いところの良いところ」からネガティブな性格のメリットを並べておきます。これで自分の欠点も怖くない!
- 怒りやすい=勇気を出しやすい
- 怖がり=準備をおこたらない
- 恥ずかしがり屋=穏やかで謙虚
- 悲観的=現実的に物事を見る
- 不安になりやすい=集中力や警戒感が高くなる
- 落ち込みやすい=注意力が高くなる
- うつ状態になりやすい=物事の分析力が高まる
- なまけもの=忍耐力がある
- 傲慢な性格=自信がある
- 罪悪感が強い=倫理観が高い