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午後にパソコンやスマホを使うほど太りやすくなる

smartphone

 

ちょい旧聞ですが、2013年に出た論文(1)に出てた「夜にパソコンやスマホを使うと太るよ!」ってデータがおもしろかったのでメモ。

 

 

11〜18才の若者632人を対象にした研究でして、午後にパソコンやスマホを使う頻度が高い人ほど体重が重い傾向が高かったんだそうな。

 

 

もちろん、これは単なる統計データなんで、ハッキリとした原因はわからないわけですが、研究者はバックライトから出るブルーライトが睡眠ホルモンの分泌を減らし、その結果、脳に異常が起きて食欲が異常に増えちゃうって仕組みを予想しているらしい。

 

もし、この仮設が正しいならば、睡眠を正常にもどせば肥満も上手く改善できるかもしれない。

 

とのこと。控えめな表現ですが、パソコンやスマホのブルーライトが睡眠に良くないのは間違いないですし、 睡眠不足で肥満が加速するって研究も多いんで、かなり仮設としての信頼性は高そう。具体的には、睡眠不足でレプチン(食欲を減らすホルモン)が減り、逆に食欲を増すグレリンの量が増えちゃって、妙に夜中にジャンクフードが食べたくなったりするって感じでしょうか。

 

 

そんなわけで、できるだけ夜中にはパソコンやスマホを使わないほうが吉。どうしてもスマホを使いたいときは、最低でも顔から36センチは離しましょう。…という文章を、真夜中にパソコンで書いている時点で矛盾があるわけですが(笑)

 

 

credit: Ian Muttoo via FindCC


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。