内臓脂肪を減らしたいアラフォー男は、有酸素運動よりも1日20分の筋トレだ!
言わずもがな、内臓脂肪は健康の大敵。皮下脂肪よりも体内に炎症を起こす作用が強く、見た目の老化につながるのはもちろん、心臓病・卒中・ガンの原因にもなっちゃう(1)。
一般的に、内臓脂肪を減らすには有酸素運動が一番だと言われてまして、スポーツジムなどでも、そういった指導がされているようです。が、近ごろハーバード大から出た論文(2)によれば、筋トレのほうが内臓脂肪への効果は高いんだそうな。
パブリックリリース(3)の一部を意訳しますと、
研究者たちは、アメリカに住む40代の男性10,500人を対象に、彼らの毎日の活動量とウエストサイズ、さらには1996〜2008年のHPFS(米国で行われている大規模な健康調査)のデータを調べた。この調査では、ウエストサイズを減らすための最も効果的な運動を割り出すため、12年にわたる被験者の活動量の変化も分析している。
その結果、1日に20分以上の筋トレをしていた者は、もっともウエストサイズの増加が少なかった(-0.67 cm) 。一方で、中〜強レベルの有酸素運動を行っていた者(-0.33 cm)や、庭仕事や昇降運動などを行っていた者 (-0.16 cm)は、ウエストの増加が大きかった。
とのこと。これは男性だけを対象にした調査ですが、2006年の論文(4)では、24〜44才の女性でもやはり有酸素運動より筋トレのほうが内臓脂肪には効くとの結果が出ております。そういえば、少し前にもランニングは逆に太る!ってデータがありましたね。
個人的にも、有酸素運動は人によっては逆効果だと考えてまして、以前にも「痩せるための運動は筋トレだけで十分だと思う2つの理由」なんて話を書いたことがありました。いずれにせよ、内臓脂肪はアンチエイジングの敵ですから、腹回りが気になる方は、まずは1日20分の軽い筋トレから初めてみちゃいかがでしょ。