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4500億個のバクテリアが入った高力価プロバイオテック「Probiotic-3」を買うなど

Probiotics1

プレバイオティクスレジスタントスターチ)のおかげで腸内環境が良くなりましたので、今度はプロバイオティクスを試すべく買ったのが「Probiotic-3」って商品。購入先は、毎度おなじみiHerbさんでございます。




Probiotic-3





軽くおさらいしますと、プロバイオティクスは腸内細菌をつめこんだサプリ。ハッツァ族のような狩猟採集民とくらべて、現代人は腸内細菌のバリエーションが非常に少ないことがわかってまして、これが数々の現代病の原因とも言われております。なので、腸内細菌の種類を増やしてあげるのはわりと大事。


ただ、市場にでまわるプロバイオティクス系のサプリには、いろいろと問題がありまして、

  • たいていのプロバイオティクスは乳酸菌しか入っていない:確かに乳酸菌は体にいいんですが、必ずしも腸内に住み着いてくるとは限らず、腸内細菌のバリエーションを増やすためには意味がない可能性が大(1)。

 

  • 大半のプロバイオティクスは臨床試験が行われていない:腸内細菌が重要なのは間違いないものの、実際にヒトを対象にした実験を行った商品はほとんどないのが現状であります。

 

  • プロバイオティクスが胃酸の攻撃を生き抜く証拠がない:腸内細菌は生物ですんで、当然ながら胃酸で溶かされて死んだら意味がなくなっちゃう。いちおう、死んだ細菌は、腸内で別の細菌のエサになるとの研究もあるので、このあたりは難しいところですが。


などなど。これらの問題をオールクリアできる商品となると、なかなか難しそうであります。

 

 

その意味では、おそらくもっとも実証データが多いのは「VSL3」ってサプリで、過敏性腸症候群や炎症性腸疾患への効果が認められた一品なんですが、いかんせん日本で買うと20,000円もしちゃうのが難点。本気でお腹の病気に悩んでいる方が使うのはアリかと思いますが、たんなる健康維持に使うのはムリでしょう。


  

というわけで選んだのが「Probiotic-3」。くわしくははぶきますが、幅広い種類の酪酸菌や乳酸菌が入ってまして、腸内に定着しやすいのがポイント(2)。「VSL3」と同じく1日分で4500億個のバクテリアが入った高力価のプロバイオテックになっております。

Probiotics2

カプセルのサイズはこんな感じ。これを1日に3カプセルいただきます。もちろん胃酸対策もされているようなので、生存率も期待できそう。とりあえずは1カ月ほど試して様子をみてみるつもり。

Probiotics3


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。