すぐに幸福になりたければ金より時間を大事にしよう
https://yuchrszk.blogspot.com/2016/01/blog-post_10.html?m=0
「すぐに幸福になりたければ金より時間に価値を置こう!」って論文が面白かったんでメモ(1)。
著者は「『幸せをお金で買う』5つの授業」で有名なエリザベス・ダン教授。お金と心理の研究で有名な学者さんですね。
これは4,600人を対象にした実験で、全員に以下のような質問をしまくったんですね。
- 家賃が高いけど通勤時間が短いアパートと、家賃は安いけど通勤時間が長いアパートのどちらがいいですか?
- 給料は高いけど労働時間が長い仕事と、給料は安いけど労働時間が短い仕事のどちらがいいですか?
その結果わかったことは、
- 金より時間を重視する人ほど幸福感は高い
- 性別の違いは、金と時間の価値観に影響をあたえない
- 金と時間に対する価値観はほぼ変動しない
- 年を取るほど金より時間を重視するようになる
といった感じ。どうやら、金より時間に価値を置く人は「人生の短さ」について無意識に考えており、結果として前向きな気持ちになりやすいらしい。
以前に「時間について考えると人は正直になれる」や「自分の死について思うと幸福度が増す」って話しがありましたが、いずれとも似たような仕組みですね。
研究者いわく、
より自由な時間を持つことは、大金を持つよりも幸福感を高めてくれるようだ。少しの儲けを犠牲にしてでも数時間の自由を得たほうが、最終的にあなたの幸福感はアップするだろう。
とのこと。わたしも40代を目前にひかえまして、少しずつ「金より時間!」って気分になっております。確かに時間を重視したほうが、金のプレッシャーが少ないぶんだけ気分が楽な感じはしますねぇ。