スイーツの誘惑から身を守る、笑っちゃうぐらい簡単な心理テク
https://yuchrszk.blogspot.com/2016/01/blog-post_25.html?m=0
スイーツの誘惑に勝つための超お手軽な方法を確かめた論文(1)が出ておりました。
これはエラスムス大学の研究で、参加者たちに大量のお菓子を与えたうえで、以下の2パターンで誘惑に抵抗してもらったんですな。
- 意志の力グループ:「スイーツを食べてはいけない!」「いまはガマンだ!」と自分に言い聞かす
- 引き伸ばしグループ:「食べてもいいけど、もうちょい後でね」と自分に言い聞かす
すると、結果は引き伸ばしグループの圧勝。意志の力を使ったグループにくらべて、食べたスイーツの量が50%も少なかったうえに、誘惑に勝つ効果が1週間も続いたんだそうな。いやー、これは簡単でいいっすね。
研究者いわく、
欲望が高まった時点でその行為を引き伸ばすと、多くの人はモチベーションを持続できなくなる。
欲望を引き伸ばすテクニックは、現在の自分ををなだめるだけでなく、未来の自分に対して「本当はアイスクリームを食べたいわけじゃない」というシグナルを送ることになる。この現象は、長期的に欲望をコントロールするのに役立つだろう。
とのこと。「鉄は熱いうちに打て」の逆バージョンみたいな感じですね。
これは個人的にも納得できる話で、以前には「ジャンクフードが食べたくなったらToDoリストに登録する」ってテクニックを使ったりしておりました。最初の欲望の波さえ引き伸ばせば、意外と後はなんとかなるもんなんですよね。
そんなわけで欲望に負けそうになったときは、とりあえず引き伸ばしてみると吉。たとえば、
- チョコが食べたくなったら「もうちょい後で食べよう」と言い聞かす
- タバコが吸いたくなったら「もうちょい後で吸おう」と言い聞かす
- 仕事中にネットが見たくなったら「もうちょい後で見よう」と言い聞かす
みたいな感じ。これは使い勝手がよろしいですねぇ。