「Strong」っていう筋トレアプリがとても良かったよーというお話
「Strong」っていう筋トレアプリが非常に良かったのでご紹介しときます。
ご承知のとおり、筋トレの成果を出すためには記録が必須でして、「今日はどの種目を何キロで何回何セットやったか?」を細かく残していくのが基本中の基本。筋肉を増やすには少しずつ負荷を高めていく作業が欠かせないのに、記録がないと「あれ?次は何キロでやればいいんだっけ?」みたいなことになりがちなんですよね。
そこで今はいろんなアプリが出てまして、いままで使ってたのが「俺の筋トレ」ってやつ。非常にシンプルな記録ツールなんだけど、筋トレの管理に役立つ要素はほぼ入ってまして、非常に良いプロダクトだと思います。
ただ、個人的にずっと思ってたのが「Apple Watchで記録したい……」ってとこでして、1セット終わるたびにスマホを取り出してロックを外して記入するのがめんどかったんですよ。特に最近はコロナ禍のせいでマスクをつけてるもんで、いちいち数字を押して解除しなけりゃいけませんし。
ってことでいろいろ試してみて「これは素晴らしい!」と思ったのが「Strong」であります。なにが素晴らしいって、Apple Watchの記録機能が本当によく考えられてるんですよ。
使い方としては、まず以下のようにスマホ側でいつものルーチンを設定します。ご覧のとおりかなり細かくメニューが登録されてて、この段階で製作者の気合いを感じるわけです。
続いて、各メニューの細かいところを決めていくんですけど、ここもかなり使えます。例えば「PRメトリック」では「筋トレの進み具合をどの指標で判断するか?」を決められまして、1RMや重量などから選択できます。
私は筋トレの「ボリューム」で進み方を判断してるんで、「最大ボリューム」を選んでおります。
すると、↓のように画面の右上に「前回のトレーニングと比べて、いまはボリュームが47%まで来てますよー」ってのを教えてくれます。基本的には、この数値が前回を超える量を目指してやってるわけですね。
Apple Watchの画面は↓みたいになってて、スマホ側でできることは、だいたいこちらでも行えるようになってます。1セットが終わるたびに手首だけで記録できるのは本当に楽。小さな違いに思われそうですが、快適さがまったく違うんすよね。
セットを終えると自動で休憩用のタイマーが起動して、これも激しく便利。いままではセット後にスマホで記録をしてから、Apple Watchのタイマーを起動してたんで。
ちなみに、Apple WatchでRPEを記録する機能もついてたりして、こちらもいたれり尽せりと申しますか。自分の追い込みレベルを判断したい人には最高じゃないでしょうか。
いろいろ書いてきましたが、「Strong」は久々に「使える!」と思ったアプリでして、筋トレをしてる人なら使う価値があるかと思います。ただ唯一の難点は価格でして、使用料が月だと550円で年間だと3,300円するんですよ。買い切り版にいたっては12,000円という高価格でして、判断に困っちゃうところです。おそらくずっと使うアプリだとは思うんだけど、これより良いものが出たら辛いですしねぇ……。