幸運を呼ぶための科学的に正しい3つの方法 | ワイズマン「運のいい人の法則」
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ノーベル賞を受賞したカーネマンの著書「ファスト&スロー」には、成功に関する有名な公式が出てきます。
- 成功=才能+幸運
- 大成功=少しだけ多くの才能+たくさんの幸運
というものでして、なんやかんや言うても最後に大事なのは運だよね〜って話ですね。思わず「そんなこと言われても、運だけはどうしようもないしな〜」って気分になりますが、そこで思い出したのがワイズマンの「運のいい人の法則」なる本。
「幸運はトレーニングで鍛えられる!」って内容の一冊で、それだけ聞くと超あやしそうですが、ちゃんとした実験にもとづいた心理学書であります。
本書の結論はシンプルで、ざっくり運が良い人の4つの特徴を抜き出すと、
- チャンスに気づくのが上手い
- 直感を信じて行動できる
- 希望を捨てずに動き続ける
- 悪いことが起きても立ち直りが早い
といった感じ。要するに、ネガティブな人は警戒心が高いせいで「木を見て森を見ず」状態になっちゃう一方で、ポジティブな人はリラックスして全体を見わたせるのでチャンスに気づきやすいみたい。わたしとは縁遠い性質なので、軽くヘコんでしまいます(笑)。
しかし、ワイズマン博士によれば、これらの要素はトレーニングで鍛えられるんだとか。実際、博士が考えたエクササイズを行った被験者のうち、80%は実際にラッキーな出来事に遭遇しやすくなったらしい。もちろん、たんなる勘違いの可能性もありますけど、いずれにせよ本人が「俺はラッキーだ!」と思えることが一番大事ですからね。
で、本書によれば、実験から導き出された「幸運の呼ぶためのコツ」が以下の3つです。
- 何かを選ぶときは自分の感情に注意する:ラッキーな人が自分の感覚を尊重するのに対して、不運な人は直感を軽視しがちな傾向が強い。何かを選ぶ際は、論理的な側面だけに注目するのではなく、自分の思考と感情がどう反応しているかを他人ごとのように眺めてみるといいらしい。
- 日常生活でいろいろと新しいことを試してみる:アンラッキーな人は、いつも同じルートで出勤したり、パーティに参加しても似たような人としゃべったりと、なじみのルーチンに沿って行動しがち。逆に、ラッキーな人は、どんな場面でもいろいろな方法を試してみようとする。不運は生活習慣病のようなものなので、同じことをしているとどんどんアンラッキーになっていく。
- 自分に都合よく解釈する:ラッキーな人は、どんな不運な場面でも良いように解釈しちゃう。足の骨を折ったら「首が折れなくてよかった」とか、サギにダマされたら「よい勉強になった」みたいな感じ。これ自体が幸運を呼ぶわけではないけど、ポジティブに解釈することで、少なくとも引きこもり状態にはならずにすむ。
そんなわけで、ワイズマン博士による「幸運を呼ぶコツ」でした。わたしのように理屈っぽい人間には、特に、
というブルース・リー精神が必要なのだと、改めて思ったしだいです(笑)。
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