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「男心を引きつけるには手に入りづらい女を演じろ!」ってアドバイスは正しいのか問題


よく「男心を引きつけるには手に入りづらい女を演じろ!」みたいな恋愛アドバイスを聞きますわね。あれってどれぐらい正しいんだろう?と思って調べてたら、ちょっと面白い論文(1)が出てきまして。


これは、1973年に行われた古い論文なんですが、ズバリ「手に入りづらい女性はモテるのか?」って疑問を調べたもの。男性の被験者たちに「架空の女性」のプロフィールをわたしまして、「それぞれの女性にあなた方の好感度を採点してもらいました」とウソを伝えたんだそうな。もちろん、架空の女性の職業や年齢はほぼ同じ設定で、ルックスも似た感じにそろえたんだとか。


で、その際に、女性のキャラを、以下のパターンに分けたんですね。


  1. 八方美人型:すべての男性に高得点をつける
  2. 一点集中型:1人の男性にのみ高得点をつけて、あとは低い点数をつける
  3. 選り好み型:全体的に渋い点数をつける
  4. 情報なし:点数はつけなかった

以上の条件で、男たちに「好きなタイプの女性」を選んでもらったところ、結果は2番の一点集中型の圧勝。八方美人型や選り好み型の、ほぼ7倍もの支持を受けたらしい。要するに、男は自分だけを特別あつかいしてくれる女性が好きだって話ですな(笑)。わかりやすい結果ですねぇ。


そんなわけで、女性が意中の男を引きつけようと思ったら、


  1. 意中の相手にはガンガンに好意を伝えまくってOK
  2. 同時に、周囲の男のことはまったく眼中にないこともアピール

って感じでしょうか。いやー、わりとシンプルな結論に落ち着きましたね。


credit: Prawny via FindCC

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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。