パンにふくまれる「グルテン」が、老化を引き起こす原因になる…かも
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ここ数年、健康界で熱いのがグルテンの問題。パンやうどんにふくまれるタンパク質の一種で、消化器系にダメージを与えて体に炎症を起こすのでは?と言われております。
ただし、この説には賛否がありまして、「アレルギーがなければグルテンは問題ない!」って意見がある一方で、「どんな人に対してもグルテンは体に悪い!」って主張も出てまして、なかなか判断が難しいところだったんですね。
ところが、最近になってかなり精度の高い実験が行われまして(1)、「グルテンは少量でも体に悪い!」ってデータが出たみたい。
これはアメリカ国立衛生研究所の論文で、参加者は小麦やグルテンアレルギーを持たない健康な男女が59名。全員を2つのグループにわけて、ランダムに5グラムのグルテンかお米のデンプンを飲んでもらったんですね。
すると1週間後、グルテンを飲んだグループは、
- 腸に痛みをおぼえた
- お腹の膨満感があらわれた
- 頭がボンヤリし始めた
- 軽いうつ症状があらわれた
- 胃潰瘍ができた
といった症状が出てきたんだとか。パン好きには辛い結果ですねぇ。
今回の実験はわりと精密なデザインにもなってまして、グルテンフリー派にとってはやや有利なデータが出てきた印象であります。ダイエット目的でグルテンをとりのぞくのは意味がないですが、アンチエイジングのためには、やっぱり小麦系の食品はひかえたほうがよいのかも。
credit: Raquel Vergara via FindCC