美しい髪と頭皮のためのココナッツオイルユーザーズガイド
https://yuchrszk.blogspot.com/2015/08/blog-post_0.html?m=0
「髪がパサついて…」とか「フケが多くて…」と相談されたら、近ごろは「とりあえずココナッツオイルを塗っといて!」と答えております。ココナッツオイルが髪や頭皮にいいって話は「ココナッツオイルの料理以外の使い道」でも少し触れたんですが、ここではもうちょいくわしいところを。
1 ココナッツオイルをコンディショナーに使う
コスメ科学の専門誌に出た2003年論文(1)によれば、ココナッツオイルには髪のタンパク質をキープする作用があり、その効果は他のオイルよりも高いとのこと。ご存じのように、髪の成分のほとんどはタンパク質でできております。タンパク質を保つほど、髪はスッカスカにならずにすむんですな。しかも、ココナッツオイルにはヘタな添加物が入ってないんで、市販のコンディショナーよりも安全に使えるはず。具体的な使い方としては、
- ショートヘア:小さじ4分の1
- ロングヘア:小さじ半分
ぐらいの量をシャンプーの後につけてみればよいかと。ダメージヘアを修復する場合は、
- ショートヘア:小さじ1杯ぶん
- ロングヘア:小さじ2杯ぶん
ぐらいをつけて1〜2時間ほど放置。そのあとシャンプーで洗い流すといい感じです。実際、わたしもパーマの乱用で髪がボロボロになったときは、ココナッツオイルを愛用しておりました。
2 ココナッツオイルを育毛に使う
ココナッツオイルにふくまれるラウリン酸は、分子が小さいので髪の奥に浸透しやすい性質を持っております。そのため、髪の芯にビタミンやミネラルを送り込みやすく、やせ細った髪を太く健康にしてくれるんですな(2)。同時に、頭皮の血流をよくする作用もありまして、血行不良からくる抜け毛を防いでくれるのもありがたいところ。具体的な使い方としては、
- 1回につき小さじ1杯のココナッツオイルを使う
- ココナッツオイルで10分ほど頭皮マッサージを行う
- 週に3〜4回ほど行う
って感じです。
ちなみに、育毛に効くオイルとしては、ローズマリーのエッセンシャルオイルも有名。2002年の研究(3)によれば、髪の成長度が22%ほどアップしたんだそうな。ローズマリーオイルとココナッツオイルを組み合わせて使うのもありかも。
3 ココナッツオイルをフケ対策に使う
意外と昔から行われているのが、ココナッツオイルによるフケ対策。フケの大きな原因であるマラセチア菌を、ココナッツオイルがやっつけてくれるんですね。正直、ココナッツオイルがフケに効くことを示した実験はないんですけども、ラウリン酸にバクテリアやウイルスを退治する作用があるのは間違いないところ(4,5)。試してみて損はないかと思います。
もちろん市販のフケシャンプーでもいいんですが、なにせ殺菌効果が強すぎて良い菌まで殺しちゃうのが難点。パラベンやアルミニウムといった添加物も心配ですし、あまり長く使い続けるのはオススメできない感じ。
具体的な使い方としては、
- まずは普通にシャンプー
- 小さじ2杯のココナッツオイルで頭皮をマッサージ
- おデコから首の裏まで、徹底的にココナッツオイルをすり込む
- サランラップを頭に巻く
- そのまま20〜30分ほど放置
- シャンプーで洗い流す
- 以上の手順を週に2〜3回くり返す
といったところ。フケにお悩みの方は、市販品を買うまえにお試しあれ。
4 ココナッツオイルを髪の保護剤に使う
上にも書いたとおり、ココナッツオイルは髪の奥に浸透しやすいんで、ドライヤーやヘアアイロンの熱から髪を守る保護剤としても働いてくれちゃう。さらに、2010年の研究(6)では、ココナッツオイルに天然の紫外線防止効果があることがわかりまして(SPF8ぐらい)、夏場の太陽熱にも有効だったりします。具体的な使い方としては、
- 小さじ4分の1のココナッツオイルを髪の根本から先まですり込む
- そのあとでドライヤーやヘアアイロンを使う
といったところ。実際、わたしも長髪だったころはドライヤー前に少量を髪にすり込んでましたが、おかげで縮れ毛や絡まりとは無縁でした。いまは短髪になったんで、そもそも髪の問題がなくなっちゃいましたけど。
まとめ
そんなわけで、ココナッツオイルは髪と頭皮にもいいよ!って話でした。ココナッツオイルの選び方については、をどうぞ。その他の使い方については、
- ココナッツオイルの料理以外の使い道をあげてったら20個もあった
- シェービングクリームはココナッツオイルで万全
- 1日に大さじ一杯のココナッツオイルで体脂肪は減る!
- ココナッツオイルを使ったマウスウォッシュのすすめ
などをどうぞー。