免疫力を激しくアップさせる4種類のポリフェノールが特定された件
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ポリフェノールで炎症が減りまくる!
「免疫力アップに効くポリフェノールはこれだ!」って論文(1)が、なかなかいい感じでした。少し前にもポリフェノールは素晴らしい!みたいな話を書きましたが、今回の調査は感染症に関するデータがメインであります。
もともとポリフェノールに炎症を抑える作用があるのは確定してたんですが、具体的に「どれぐらい効くの?」と「何を食べればいいの?」ってあたりはまだあやふやだったんですね。なんせ老化の大きな原因は炎症なんで、これはかなり気になるところです。
これはオークランド大学の調査で、質の高い14件のデータを精査したメタ分析になっています。つまり、科学的な信頼性はかなり高め。期待できますなぁ。
データは上気道感染への影響をチェックしてまして、平たく言うと「ポリフェノールで風邪の症状は減る?」ってとこに注目したわけですね。ますは結論から抜き出しますと、
- ポリフェノールで風邪の症状は33%減る!
みたいな感じ。ノドの痛みや鼻水といった症状が治るスピードが、全体で3割もアップするんだそうな。これはかなりの違いですねー。わたしもパレオダイエットを始めてからめっきり風邪を引かなくなったんですが、ポリフェノールのおかげなのかもしれません。
免疫力アップにオススメの食品はこれだ!
続いて、炎症に効く成分は、
- アントシアニン/プロアントシアニジン:ベリー類全般、サツマイモ、赤キャベツ、紫タマネギ、ラディッシュなど。全体的に紫がかったフルーツに多くふくまれております。ちなみに、ブルーベリーが脳に効くと言われるのはアントシアニンのおかげで、炎症を抑える効果には昔から定評あり。
- アラビノガラクタン:ニンジン、ラディッシュ、梨、コーン、トマトなんかに入っている成分。といっても量は少ないので、ガッツリいくならSource Naturalsの「ラーチエキス」などを使うのが定番であります。
- EGCG/テアニン:緑茶にふくまれる成分。当ブログでは、過去にEGCGを体脂肪の燃焼系サプリとして、テアニンを集中力アップ&リラックス用サプリとして取り上げております。どうも抗炎症作用もかなり強いみたい。
みたいな感じ。このデータを一言でまとめると「カラフルなものを食べよう!」という、いつものアドバイスに落ち着きますね。
ちなみに現時点では、まだ「なんでポリフェノールがそこまで炎症に効くの?」ってメカニズムは不明。とはいえ、とにかくメタ分析でハッキリした効果が認められたのはありがたいことですね。そして、わたしは今日もブルーベリーを食べながらお茶を飲むのです。