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運動をするアラフォーは脳がデカい

Mental  

運動をするアラフォーは脳がデカい!」っていうおもしろいデータ(1)が出ておりました。わたしのようにアラサーからエクササイズを始めた人間には、なんとも勇気づけられる話であります。

 

 

これはボストン大学の研究で、1,094人の男女を対象にしたもの。まずは、みんなに平均40才の時点で体力テストをしまして、それから20年に全員の脳をMRIでスキャン&認知テストを行ったらしい。いわゆる前向きコホート研究ですな。

 

 



さらに、喫煙や糖尿の有無といった要素をコントロールして統計処理したところ、

 

  • 40代の時点で運動の能力が20%低い人は、20年後の脳のサイズも小さかった
  • ちょっと走っただけですぐハァハァしちゃうような人も脳が小さかった
  • ついでに、最高血圧が高めの人も脳が小さかった

 

 みたいな結論だったらしい。とにかく、アラフォーを過ぎてからの心肺機能は脳のサイズと連動しているんだ、と。

 

 

研究者いわく、

 

アラフォーの時点で心肺機能が低く、ちょっとのエクササイズでも血圧や心拍数があがってしまうような状態だと、20年後には脳が縮む。アラフォーのエクササイズは、年を取ってからの脳の健康にも欠かせない。

 

 とのこと。以前にも心肺機能が低いと早く死ぬ確率が1.7倍になる!って話がありましたが、当然、エクササイズは脳の健康にも良いわけですね。というか、脳が縮んじゃうのはイヤだなぁ…。

 

 

ちなみに、わたしのようなオッサンが心肺機能をあげるには、現時点ではやはりHIITが最強だと思います。なんせ、時間の投資効果がいいんで、まずは週に16分ぐらいでいいんで試してみたらよいかと思います。


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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