米国小児科学会「フルーツジュースには何のメリットもない!」
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子供にはフルーツジュース禁止!
米国小児科学会が「子供にフルーツジュースを飲ませるな!」みたいな声明(1)を発表しておられました。
正確にいうと「1才以下の幼児にジュースを飲ませないのは完全に適切な行為だ」ってことで、1日100mlも飲ませるとヤバいよ!ってのが趣旨。いちおう乳幼児に限定のアナウンスなんですけど、その本筋は大人にも十分に当てはまる話かと思われます。
結局フルーツジュースは水と砂糖
声明のポイントをざっくりいうと、フルーツジュースって健康そうなフリをしてるだけで、要はちょっとビタミンが多いだけの水と砂糖だよねーといった感じ。要は普通のフルーツから食物繊維をごっそり取り除いた商品なので、総カロリーに対して栄養の質が悪いのは当然の話。18才ぐらいの若者の場合、だいたい1日250ml以上も飲むと、
- 虫歯が激増
- 肥満も激増
ってあたりはわりとハッキリした相関が出てたりします。いっぽうでフルーツジュースが成長に役立つって証拠はゼロだそうで、こちらもなかなか切ない結果になってますね。
で、結局のところ子供の水分補給は基本的に水で十分だし、もし脱水症状がヒドいときはペディアライト(アメリカで定番の電解質パウダー)が推奨されておりました。これは大人でも同じことですね。
フルーツジュースに栄養的なメリットはない
というわけで、米国小児科学会の勧告をざっと並べると、
- フルーツジュースは1才以下にはなんのメリットもないよ!
- バランスの良い食事をしてればフルーツジュースはムダなので、代わりに果物を食べよう!子供には積極的に食物繊維の大事さを教えたほうがいいよ!
- 1才を超えた場合、バランスの良い食事をしていれば、たまに果汁100%のフルーツジュースを飲むのはあり(積極的にはすすめない)
- 脱水や下痢のためにフルーツジュースを飲むのは止めようね!
- フルーツジュースを飲みすぎると逆に栄養不足や栄養の過剰摂取になるから注意ね!
- 低温殺菌されてないフルーツジュースは本当にヤバい病気になるから絶対禁止!
みたいなとこです。まぁ10才を超えたら1日250mlまでなら目立った悪影響は出てないので、あくまで節度を守ってご利用ください。
まとめ
とはいえ、過去のデータを見てますと、
って見解も出てまして、よほど味が好きでない限り、暮らしからフルーツジュースも全廃したほうがいいようには思います(上のデータはソフトドリンクがメインだけど、いちおうフルーツジュースもふくんでいる)。いっぽうで食物繊維が豊富なフルーツは体重を減らす効果があるし、幸福度を上げてくれる働きもあるっぽいので、ガンガン取り入れていただければと思う次第です。