裸足の状態で授業をさせたら、生徒たちの成績が向上しまくったとか
生徒たちに裸足で授業をさせた
「裸足で勉強すると効率アップ!」という研究(1)があっておもしろいです。
これはボーンマス大学のスティーブン・ヘッペルさんの調査で、25カ国から100の学校に「ちょっと裸足で授業させてみて」とお願いして、10年にわたってデータを取り続けたもの。地味にすごい研究をしている人がいるもんですなー。
成績が上がるわイジメも減るわ
で、10年の観察でどんな傾向が浮かび上がったかというと、
- 子供たちの問題行動が激減
- クラスがもっとキレイな状態に
- イジメが激減(ある生徒いわく「裸足でいじめるのは難しい」だそうな)
- 授業中の私語も激減
- 成績も激しくアップ!
ってことで、なんだか良いことづくめだったらしい。すごいもんですな。
裸足のリラックス効果がハンパない
なんでこういった改善がみられたかというと、
シューズを脱いだ子供はもっとリラックスした様子をみせた。
ってことで、ヘッペル博士は裸足のリラックス効果を重要視している模様。シューズを脱ぐことで自宅にいるかのような気分が生まれ、より勉強に対して前向きになるのではないか、と。
事実、裸足を採用した学校では、生徒が勉強に積極的になる傾向がみられまして、
裸足を採用した学校では、生徒が授業に速く出席し、より遅くに下校する傾向が見られた。これは平均で1日30分ほど余計に勉強をしている計算になる。
だったんだそうな。 靴をぬぐだけで自発性が生まれたわけですね。
もっとも大事なのは、シューズを脱ぐことで子供たちが学校を楽しめるようになることだ。そうなれば、当然すべては良い方向に向かう。
確かにグーグルなんかも、とにかく従業員がリラックスするようなオフィス環境を心がけてますからねぇ。その点で裸足ってのは手っ取り早いソリューションなのかも。
裸足にはいろいろメリットがあるよ!
ちなみに裸足の効果については、リラックス以外にもいろいろ出てまして、
なんてあたりも注目したいところ。リラックス効果もさることながら、裸足だと足裏の筋肉にほどよい刺激があるおかげで、体のバランスをキープするのに役立ったり、脳の働きがよくなる可能性が結構あるっぽいんですよね。というわけで、私が自宅でステッパーを使うときも、もちろん裸足でやってたりします。
というと足の臭いが気になっちゃう方もいるかもですが、ヘッペル博士いわく、
シューズを脱いだ子供たちの足は、逆に臭さが減る傾向がみられた。子供の足を臭くするのはシューズなのだ。
ってことなのでご安心ください。まぁ普通に考えればシューズのほうが汗や雑菌の温床になりやすわけで、臭いのもとにはなりますよね。
ってことで、社会人のみなさまにおかれましても、できるだけ裸足を推奨。オフィスでシューズを脱いで歩き回るのは難しいでしょうが、休み時間ぐらいは裸足でリラックスしてもいいのではないかと。