【睡眠ハック】ネイビーシールズ昼寝術なら8分でも超ぐっすり説
元ネイビーシールズのジョコー・ウィリンクさんが、自身のポッドキャストで「8分で超ぐっすりの昼寝術があるぜ!」と提案してて、これがおもしろかったんでメモっておきます。
ネイビーシールズは、ご存じアメリカ海軍の特殊部隊で、極度の緊張と不安にさいなまれ続ける職業であります。そのため、軍の睡眠マニュアルでは、「特殊部隊は戦闘中の休憩時間を午後の仮眠にあててね!」と勧告してまして、昼寝の重要性を強調しているんだそうな。ちなみに、ネイビーシールズといえば、過去に「狙撃兵が戦場の恐怖を乗り越えるためにやっている2つのこと」みたいな話がありましたな。
で、ウィリンクさんいわく、ネイビーシールズには独自の昼寝術があるんだそうで、その方法を簡単に申し上げますと、
- 足を心臓より高くすることができる姿勢で横になる(ふくらはぎの下にクッションを置いたりして)
- 目覚まし時計を8~10分前にセットする。
- 寝る
って感じだそうです。要するに、足を高い位置に置くとこだけが通常の昼寝とは違うポイントで、あとは普通に目を閉じればいいわけですね。
そんなもんで違いが出るのか?って感じですけど、ウィリンクさんいわく、
8分間の睡眠でこのテクニックを使うことで、多くの人は十分に休息できたと感じる。スーパーマンのような気分だ。8時間寝たような気分だよ。
ってことでかなり激賞してますね。さすがに8分で8時間寝た気分にはならんと思いますが。
でもって、仮眠のメリットについてはこのブログでも何度か書いてますんで、昼寝については触れません。「本当に足を高くするだけで効果があるのか?」ってポイントだけ考えてみましょう。そこで思うことをつらつら書いてみると、
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足を高くすると眠れるかと言えば、科学的な根拠はないし、睡眠の質に影響するかどうかはなんとも言えない。あと、足を高く上げる姿勢がすべての人にとって快適とは限らないしなぁ……とも思う。
- まぁ脚を心臓より高くすることで静脈圧は下がるし、脚の血流が低下するから、そのぶんだけ心臓や脳など体の他の部分への血流が再分配されて、リラックスと快適さは上がるのかも……とも思う。
みたいになりますね。「と思う」ばかりで恐縮ながら、基本的にはこのテクニックの正当性を証明するものはないんだけど、可能性としてはなくもないなーって感じはしております。別に金もかからんし、やってみるといいのではないでしょうか。
もしお試しになる場合の注意点としては、
- 仮眠は午後の早い時間に試すのが良いと思われる。この時間帯は、体が自然に少しだるくなったり、疲れたりするので(概日リズムによるホルモンの変化が原因)。
- このテクニックを使うのは、前夜の睡眠時間が少なすぎるときに使うのがベスト。前夜に十分な睡眠を取った場合にはあんま意味がないと思われる。
- あんま頻繁に昼寝に頼ったり、夜の睡眠の代わりに使うのはやめておきたい。どんなにうまく昼寝ができても、夜により良い睡眠をとることには絶対かなわないので。
といった感じになりましょう。ちなみに、私が試してみたところでは、正直「うーん、よくわからんなぁ……」って印象でしたが、日中に眠気が出ちゃう方には良いのかも?ってとこですね。