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プロフィール写真の印象を一気に良くする科学的な7つのコツ

 

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第一印象の心理研究で有名なアレクサンダー・トドロフ博士が、「イメージがいいプロフィール写真を撮るコツ」について調べたデータ(1)がおもしろいのでメモしときます。


この実験は、同じ人物の顔写真をさまざまなパターンで撮り、参加者たちに印象の良さを採点してもらったもの。なんでも、ヒトの第一印象はおよそ40ミリ秒で決まっちゃううえに、その印象はなかなか変わらないなんだそうで、粗悪なプロフィール写真のダメージを回復するのは大変みたい。




で、プロフィール写真の良し悪しを決めるポイントは以下の7つです。

  • 目を隠さない:目に髪がかぶさっていたり、強い光があたっていたり、影に隠れていると、能力が低くて自信がなさげに見えちゃう。特にサングラスは絶対にNGで、もっとも魅力のスコアが下がったとか

 

  • アゴのラインを強調する:アゴの下に影がクッキリと見えていると、魅力度、能力度、自信度のすべてのスコアが上がったそうな。

 

  • 歯を見せて微笑む:笑顔はプロフィール写真の基本ですが、口を閉じた状態で微笑んでもあまり意味がなく、少し歯を見せるだけで、一気に魅力度、能力度、自信度のすべてがアップするらしい。また、大笑いすると魅力度は大幅に上がるものの、能力度と自信度が下がっちゃうとか。

 

  • 衣装はフォーマルに:ダークカラーのスーツに明るい色のボタンダウンシャツの組み合わせが最強とのこと。

 

  • 写すのは頭から肩まで:顔のアップや全身を写した写真は、魅力度、能力度、自信度のすべてのスコアが下がっちゃう。ベストは頭から顔までの範囲で、腰から下が写るとよろしくないとのこと。

 

  • 背景は明るく:ダークな背景よりも明るめのほうが魅力度は上がる。とくにオレンジの背景がベストとのこと。

 

  • 軽く目を細める:目を大きく見せようとして、まぶたを開きまくって写真に写る人がいますが、あれは完全にNG。大きな目は恐怖心をあおり、不安な印象をあたえちゃう。逆に、軽く目を細めると自信があるように見え、相手にもくつろいだ印象を与えられるそうな。といっても、クリント・イーストウッドぐらい目を細めちゃうと渋すぎなんで、具体的には以下の写真のような感じ。確かにだいぶ印象が変わりますね。

 

 

Misleading first impressions


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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