米軍が戦場のストレス解消に使う最強の呼吸法「タクティカルブリージング」
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戦場でギリギリのストレスに襲われた際に、アメリカの兵士が実際に使っている「タクティカルブリージング」って呼吸法がありまして、これがとても使い勝手がよくて楽しいです。
その方法は、
- 口を閉じて鼻から4秒かけて息を吸う
- 4秒間息を止める
- 4秒かけて口から息を吐き出す
- 4秒間息を止める
- 以上のセットを落ち着くまでくり返す
これだけ。非常にシンプルながら広く効果が認められていて、いまは消防士や警察官の間でも使われている定番のテクニックであります。
現役グリーンベレー隊員のマーク・ミラーさんいわく、
この呼吸を警官や兵士が訓練すれば、難しい状況でもすぐに身体のコントロールを取り戻すことができる。
心拍数、体温、消化器官といった人体の機能は、自律神経系によってコントロールされている。自律神経系は無意識で反射的に動作するので、たいていの場合、私たちはその働きに気づかない。自律神経系に対抗できるのは呼吸だけだ。パニックを起こして「闘争・逃走」反応が出ても、呼吸をアンカーに使えば戦闘に最適な状態に復帰できる。
とのこと(1)。戦場で最適な心拍数は115〜145ぐらいだそうで、「タクティカルブリージング」を使えば自然とこのレベルに落ち着いていくそうな。一般人でも手軽に使えそうでよろしいですねぇ。
ちなみに、アメリカ政府が開発した「タクティカルブリージング」用のiPhoneアプリもあるんですが、画面上の数字にあわせて呼吸するだけで、他にはなんの機能もありませんでした。これなら自分でカウントしたほうがよさそうな。
Credit: The U.S. Army