「お腹がゆるくなりやすい」人のためのパレオダイエット的対処法
かつて不摂生な暮らしをしてたころは、定期的に激しい腹痛と下痢に悩まされていたワタクシ。いま思えば大量の酒が原因だったのかなーと思いますが、当時は何もせずに放っておりました。
が、その後マジメに対策に取り組んだら、すっかりお通じが良くなり現在にいたっております。言うまでもなく下痢は腸内環境の悪化のサインなんで、積極的に対処していきたいところ。具体的な原因と対策を見て行きましょう。
お腹がゆるくなる原因トップ3
1 乳糖不耐症
乳製品にふくまれるラクトース(乳製)がうまく分解できず、下痢につながってしまうパターン。幸いわたしは耐性が高かったんですが、全人口の3割は生まれつき乳糖を分解できないと言われております。心当たりのある方は、まずは乳製品を撤廃していくといいかも。
2 抗生物質
抗生物質が腸内環境を荒らしまくるのは有名な話。腸内の悪い菌だけでなく良い菌まで殺しちゃうので、消化プロセスがボロボロになってしまうわけです。
もちろん、あまりに症状がヒドいときは抗生物質もやむなしですが、日本のように軽く風邪を引いただけで服用しちゃうのは考えもの。抗生物質を飲んだときは、必ずプロバイオティクスのサプリを飲んでおきましょう。サプリが嫌なら発酵食品でも可。
3 人工甘味料
ソルビトール・キシリトール・アスパルテームといった人工甘味料には腸を荒らす作用がありまして、下痢を引き起こす原因になります。まぁ、人工甘味料がダイエットに役立つかはまだハッキリしてないですし、無理して摂取しなくてもいいんじゃないかと思う次第です。
その他の原因
もっとも多い原因は上の3つですが、その他によくあるパターンとしては、
- 脂っこい加工食品
- 酒の飲み過ぎ
- カフェイン
- 砂糖のとり過ぎ
- フルーツの食べ過ぎ
- ビタミンCサプリのとり過ぎ
- 胃薬(酸化マグネシウム)
- グルテン
といったところ。基本的には、どれも腸内環境を荒らす作用があるんですね。
症状を緩和するための3つのパレオ的対策
というわけで、お腹のゆるみを治すには、まずは上記の原因を取っ払うのが大事。それでも下痢になった場合は、以下の対策に取り組むとよいかと思います。
1 とにかく脱水を防ぐ
お腹を下すと体内の水分がガンガン失われていくので、とにかく水分を取っておくのが吉。その際に、水1リットルに対して塩3g&砂糖5gぐらいを混ぜると、電解質もとれていい感じです。
2 鶏ガラまたは豚骨スープを飲む
もともと鶏ガラ&豚骨スープはめちゃくちゃ体によい上に、腸内環境を正常化する効果も持っております。個人的にも、下痢に悩んでたときは、こいつが一番効いた気が。具体的な作り方については、「スロークッカーを使った濃厚な鶏がらスープの作り方」などをご参照くださいませ。
3 炭水化物の量を増やす
昔から海外では「下痢を治すにはBRATを食べろ!」などと言われております。BRATは、バナナ、白米、アップルソース、トーストの略で、要はちゃんと消化がよい炭水化物を増やしましょうって話です。
が、残念ながら、パレオダイエットでは白米とトーストはおすすめできないので、その代わりに、
あたりを選んでいただければと思います。
まとめ
そんなわけで、下痢に立ち向かうための基本対策でした。もちろん、下痢に加えて高熱や痛みがある場合は医者に行くべきですが、「なんかいつもお腹がゆるいなー」ぐらいの方は、鶏ガラスープと炭水化物だけでもお試しいただきたいところです。
credit: The Djudju Beast via FindCC