ストレス太りには猛ダッシュが効く
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頭脳労働のストレスによる過食が問題
デスクワークの途中で「お菓子が食べたい!」って衝動がわくのはよくある話。わたしも文章を書く仕事が中心なんで、 原稿が行き詰ったときなどはつい間食をしちゃいがちであります(ブルーベリーを食ってます)。
実際、ここ数年の研究では「ヒトが食べ過ぎちゃう原因の大半は感情だ!」ってデータも増えてきまして、特に頭脳労働のストレスによる過食が問題になってるっぽいんですな。
といったところで、新たに「ストレスが原因の食べ過ぎはエクササイズで防げ!」って論文(1)が出まして。
これはアラバマ大学の実験で、参加者は学生38名。まずは全員を以下の2グループにわけたんですね。
- 難しいテストを受けたあとで、15分間のHIIT(かなりキツめの有酸素運動)をやってもらう
- 難しいテストを受けたあとで、15分間ひたすら休憩
その後、みんなにピザを出して「好きなだけ食べていいよー」と指示したんだそうな。
エクササイズは脳に食欲を減らす命令を出す
すると、HIITをやったグループは平均で100kcalほどピザを食べる量が少なくなったらしい。頭脳労働のあとは、エクササイズでカロリーを使ったほうが、逆にカロリーを欲しなくなるわけですね。
研究者いわく、
エクササイズには、「自分は十分なエネルギーを蓄えてますよ!追加で食事をする必要はありませんよ!」と脳にシグナルを送る効果がある。
(中略)
この結果は、デスクワークが中心の生活をしている人にとっては、非常に役立つ情報だろう。
とのこと。なんで脳がこういった反応をするのかはよくわかりませんが、
- 体を動かしていないと、原始の脳が「狩りをしてないから食事が手に入らない!」と思い込む
- 脳がパニックを起こし、食欲をアップさせていく
- ここで体を動かすと、「狩りを始めたから大丈夫だ!」と安心する
って流れになってるのかも。あくまで勝手な推測ですけども。
まぁエクササイズにはグレリン(食欲をアップさせるホルモン)の分泌を減らす働きがありますんで、とにかく体を動かすと脳が食欲を減らす方向に動きだすのは間違いなさげ。デスクワークの最中にジャンクフードが食べたくなったら、4分間だけタバタトレーニングをしてみると衝動がおさまるかもです。