デオドラントを使うと非モテ男性ほど魅力が上がる!という実験データ
https://yuchrszk.blogspot.com/2016/06/blog-post_9.html?m=0
「デオドラントを使うと異性に対する魅力があがる!」(1)って論文がおもしろかったんでメモ。
これはスターリング大学の実験で、以下のような手順で行われたそうな。
- いろんなルックスと体型の男女を20名ずつ用意
- 男女20名ずつの写真を130人の参加者に見せて、それぞれの魅力度を採点してもらう
- 今度は男女20名ずつにデオドラントを使ってもらい、再び魅力度を採点してもらう
みたいな感じ。デオドラントの商品名は不明ですけど、説明を読んでると「オールドスパイス」っぽい。アメリカで一番売れてる制汗剤ですな。
その結果をざっくり並べますと、
- 全体的に、女性のほうが男性よりも異性の体臭の変化に敏感。
- すべての女性は、デオドラントを使ったほうが魅力度があがった。この傾向は、もとのルックスや体型の違いに関係なく確認された。
- 男性の場合は、最初の段階で男の魅力が低いと判断された人だけデオドラントで魅力度があがった。
- もともと男の魅力が高いと採点された人は、デオドラントを使っても点数はあがらなかった。
みたいな感じ。つまりは、
- モテ度が低い男は、もっともデオドラントのメリットが高い!
- すべての女性はデオドラントの恩恵を受けられる
といったところでしょうか。男性用の香水でモテモテに!みたいなCMも、あながち完全なデタラメでもないわけですな。
研究者いわく、
今回のデータは、男らしさの低い男性でも人工的にモテ度をあげられることを示している。少なくとも香りだけでも改善しておけば、より男らしいライバルとも張り合えるかもしれないのだ。
とのこと。まぁ、いっぽうでは「もともとモテる男はデオドラントなど不要!」とも言えるので、あまり慰めにならないかもしれませんけど(笑)
ちなみに、男女でフレグランスの効果に差があるのは、進化的な理由があるそうで、
私たちの脳は、進化の過程で良い香りがする異性を好むようになった。ただし、過剰な男らしさは「攻撃性」や「乱暴さ」などにも結びつくため、おのずとその効果には上限が生まれる。しかし、女らしさへの好みには上限が生まれなかったようだ。
とのこと。行き過ぎた「男らしさ」にはデメリットもあるので、男の色気はほどほどがいいわけですね。おもしろいもんですなぁ。