10年分のデータでわかった「カラダを壊すサプリ」
https://yuchrszk.blogspot.com/2016/09/10.html?m=0
ヤバいサプリはどれかを調べたら…
「サプリの危険度を調べたよ!」って研究(1)がおもしろかったんでメモ。サプリユーザーのわたしとしては、他人事ではないデータになっております。
これはアメリカにある63の病院から2004〜2013年のデータをもらって、「サプリが引き起こした健康トラブル」について調べたもの。具体的には、10年のあいだに救急救命室に運ばれた患者のなかから、ビタミンやミネラルなどのサプリに関する事例だけをより分けたんですね。
定番のサプリが意外とヤバい
その結果をざっと並べていくと、
- 年間の緊急患者350,000人のうち、サプリが原因のトラブルは23,000件
- サプリでトラブルを起こす人の平均年齢は32才
- サプリで救急救命室に運ばれた患者のうち、ビタミンやミネラルののような定番サプリによるトラブルは32%
- ビタミン&ミネラル系のトラブルのうち、もっとも事件が多いのはマルチビタミン、鉄分、カルシウムの3つ
みたいな感じ。カルシウムサプリがヤバいって話は以前にも書いたんですけど、マルチビタミンも結構トラブルが多いんですね。まぁ人気が高いジャンルだけに粗悪品も多いからなぁ。
やっぱりダイエットサプリは怖い
さらに、トラブルが多いサプリのジャンルをランク付けすると、
- 1位:減量系サプリ(25.5%)
- 2位:エナジー系サプリ(10%)
- 3位:精力アップ系 (3.4%)
- 4位:血管サラサラ系 (3.1%)
- 5位:睡眠・鎮静系(2.9%)
といったところです。以前にもアメリカ政府が警告していたとおり、ダイエット系とエネルギー&精力系はインチキな商品が多いんで、はなから手を出さないのが無難かと思われます。
ヤバいサプリを見分けるには?
じゃあ「ヤバいサプリを見分けるにはどうすればいいの?」ってことですが、
- 米政府が警告する「買ったらムダなサプリ、カラダを壊すサプリ」で紹介した成分が入ったものは買わない
- 「マルチビタミン」のように多様な成分が入ったものは買わず、1商品に1種類の成分(酸化防止剤とかは別として)のものを選ぶ
- NSF InternationalやInformed Choice、Consumer Lab、U.S. Pharmacopeiaのような第三者機関のチェックが入った商品を選ぶ。だいたい、この4つのいずれかの認証ラベルが貼ってあればOKかと
って感じです。まぁ基本的には、話がうますぎるサプリには手を出さないことをオススメします。海外サイトでサプリを買うケースが多い方は、くれぐれもお気をつけて〜。