遺伝子で決められた体内時計に従って暮らすと人生が楽になるかも
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「タイミングの力(The Power of When)」って本をパラパラ読んでおります。著者はアメリカの心理学者で、わりと睡眠研究の世界では有名な人らしい。
Dr. Michael Breus Vermilion 2016-09-15
本書の主張をざっくり言うと、「遺伝子で決められた生活タイミングに沿って生きろ!」みたいな感じ。人間がもっともポテンシャルを発揮できる時間帯は遺伝子によって違うので、そのプログラムに従って暮らしたほうが楽なんじゃない?って話であります。いわゆる体内時計ですね。
体内時計の4パターン
体内時計といえば「朝型」や「夜型」といった区別が有名ですが、本書では、その種類をさらに4つに分類しております。
1.ライオン型
- 全人口の15〜20%ぐらい
- 楽観的、現実的
- 昼に能力が全開になるので、昼寝ができない
- 必要な睡眠の量は7時間ぐらい
2.クマ型
- 全人口の50%ぐらい
- 親切、開放的で楽しいことが好き
- 知らない場所や知らない人が相手だと緊張する
- 朝から昼にかけて能力が全開になる
- 7時間以上の睡眠時間が必要
3.オオカミ型
- 全人口の15〜20%ぐらい
- 創造性が高いが気分屋
- 感情に沿って行動しがち
- バリバリの夜型
- 必要な睡眠の量は7時間ぐらい
4.イルカ型
- 全人口の10%ぐらい
- 知性派、神経質で注意深い
- 完璧主義のワナにハマりがち
- かなりの夜型
- 必要な睡眠の量は6時間ぐらい
たとえば、ライオンやクマは昼過ぎごろにポテンシャルが高まるんで、逆に夜の9時ごろには体内時計が店じまいしちゃう感じ。逆にオオカミやイルカは、だいたい夜の8時ぐらいから能力がアップしていく模様。
著者のサイトには英語版の「体内時計テスト(1)」が用意されてますが、自分の性格と照らし合わせてみるだけでも、なんとなく自分の体内時計パターンがわかるのではないかと。ちなみに、わたしはバリバリのイルカ型でした。
体内時計ごとのベストライフスタイルとは?
では、自分の体内時計パターンをどうやって日々の暮らしに活かせばいいかというと、以下のような感じになっております。
1.ライオン型
- 寝る時間は午後10時ごろがベスト
- 起きる時間は午前5時半か午前6時がベスト
- エクササイズは午後5時半ごろがベスト
- 一番難しい仕事に取り組むのは午前8〜午後12時がベスト
- コーヒーを飲むのは午前8〜10時、または午後2〜4時
2.クマ型
- 寝る時間は午後11時ごろがベスト
- 起きる時間は午前7時がベスト
- エクササイズは午前7時半か午後12時ごろがベスト
- 一番難しい仕事に取り組むのは午前10〜午後2時がベスト
- コーヒーを飲むのは午前9時半〜11時半、または午後1時半〜3時半
3.オオカミ型
- 寝る時間は午前0時ごろがベスト
- 起きる時間は午前7時半がベスト
- エクササイズは午後6時ごろがベスト
- 一番難しい仕事に取り組むのは午後5〜午前0時がベスト
- コーヒーを飲むのは午後12〜2時
4.イルカ型
- 寝る時間は午後11時半ごろがベスト
- 起きる時間は午前6時半がベスト
- エクササイズは午前7時半ごろがベスト
- 一番難しい仕事に取り組むのは午後3〜午後9時がベスト
- コーヒーを飲むのは午前8時半〜11時、または午後1〜2時
もちろん、すべての人の体内時計が、この4パターンにカッチリとハマるわけじゃないので、あくまで参考程度にお使いください。
が、個人的には、いままで一番デカい仕事を午前中にやってたんで、イルカ型としては午後3時からに変えてみようかな…。