夕食より昼食をガッツリ食べたほうがダイエットには効く
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昼食ガッツリと夕食ガッツリを比べてみた
一般的には、夕食を一番ガッツリと食べている人が多いと思いますが、近ごろ出た論文(1)によれば、「昼飯をたくさん食ったほうが痩せる!」が正しいんだそうな。
これはノッティンガム大学の実験で、肥満ぎみの女性80人を対象にしたもの(平均年齢は34才)。まずは、全員を以下の2つにわけたんだそうな。
- 昼食ガッツリグループ:カロリー配分は、朝食15%、おやつ15%、昼食50%、夕食20%
- 夕食ガッツリグループ:カロリー配分は、朝食15%、おやつ15%、昼食20%、夕食50%
みんなには、軽い栄養のアドバイスをしただけで、とくに意識的なカロリー制限はしなかった模様。
昼食ガッツリで自然に体重が減った!
で、12週間後の結果は、
- 昼食ガッツリグループは、夕食ガッツリグループよりも、平均で1.42キロ多く体重が減っていた
- その他、インスリン抵抗性も大きく改善していた
みたいな感じ。特にゆるーい栄養指導しかしてないのに、昼食をしっかり食べたほうが体重は減ったんだ、と。
なんでこういう差が出たのかはよくわからんのですが、
- 昼食を多くしたほうが満腹感が続きやすく、自然と1日の総カロリーが減った
って可能性がもっともあり得そうな感じであります。
狩猟採集民も昼食ガッツリだった!
実際、2004年の研究(2)でも、867人の男女にいろんなパターンで食事をしてもらったら、夕食をたくさん食べた参加者のほうが総摂取カロリーが増えたって結果が出てたりしますしね。昼にガッツリと食べたほうが、食欲をコントロールしやすいのかも。
言われてみれば、狩猟採集民も昼食ガッツリ系が多くて、
- 朝食は抜く(食べても前の晩の夕食の残りを少しだけ)
- 狩りで集めたものを昼食にガッツリ
- 夜は昼食の残りをいただく
ってパターンをよく見かけますからねぇ。昼食ガッツリは、意外と自然な食事法なのかもしれませんな。わたしも意識して昼食を多めにしてみようかなぁ。