最強の快眠サプリ「メラトニン」は睡眠の改善以外にも使えるぞ!というメタ分析
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メラトニンは睡眠の改善以外にも使えるか?
当ブログで死ぬほど取り上げている快眠サプリといえばメラトニン。とにかく体内時計の調整には定評がありまして、現在はスタメンサプリとしてナイトレストを愛用しております。が、メラトニンが睡眠以外にも役立つのも何度か取り上げたとおり。というのも、そもそもメラトニンは抗酸化能が高い物質で、直近のメタ分析でも「1日10mgでメタボに効くよ?」なんて成果が報告されてたりします。こりゃすごいもんですな。
でもって、新しく出た論文(1)では、「メラトニンが効く範囲はどこまでかを徹底的に調べたぞ!」って内容になってていい感じでした。
メラトニンが癌やメンタルに効く?
これは南洋理工大学の研究で、1996 〜 2017年までに行われたメラトニン実験から、系統的レビューからナラティブレビューまでをふくむ195件のデータをまとめたメタ分析。そのうえで、癌、神経系、メンタル、炎症などにメラトニンが効くかどうかをチェックしたんですよ。全体のうち84件はヒトを対象にした実験データでして、科学的な信頼性はかなーり高め。メラトニン愛用者としては、非常に熱いデータになってるんですな。
では、どのような結果が出たのかと申しますと、まずはメラトニンが効かないものから見ていきましょう。
▼メラトニンが効かないもの
- 依存からの離れたときの禁断症状(アル中とか)
- せん妄状態(高熱や高齢で軽い幻覚が起きた状態)
- 認知症の人たちの認知低下や気分の低下
- 不妊症における妊娠率
- 気分障害
- うつ病
って感じなんですが、このへんについては「まぁもともと期待してないしなぁ」って印象ですね(笑)
それでは、続いてメラトニンの効果が確認されたものは、以下のようになっております。
▼メラトニンが効くかもなもの
- 睡眠の質と睡眠量の改善
- 血圧の改善
- イライラの改善
- 不安感の改善
- 乳がんリスクの低下と、予後の改善
- 術後の痛みの改善
ってことで、睡眠の改善はもちろんのこと、最高&最低血圧からちょっとしたイライラの改善まで、なかなか使い勝手が良さそうな雰囲気をかもしてますねー。
ちなみに個人的に意外だったのは、乳がんリスクが低下してるとこ。他の抗酸化物質(βカロチンとか)は発がん率が上がってたりするんですが、これはちょっと不思議ですな。
メラトニンって安全なの?
また、この研究ではメラトニンの安全性についても調査してまして、- およそ5.6%のレビューで副作用が報告されている
- ただし、メラトニンで副作用が起きたとしても、軽いめまいや頭痛ぐらいで終わることが多い
- 一部の実験では、1日75mgを使ってもなんの副作用も確認されなかった(通常の使用量は1〜5mgぐらい)
だったそうな。もちろん、数十年単位のレビューがないので余談は禁物ですけど、サプリとしては相当に安全性が高い部類だとは言えそうであります。
そんなわけで、やはりメラトニンは睡眠のほかにもユニークな働きを持ってそう。個人的には今後も睡眠の改善に使うつもりです。