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やる気物質"ドーパミン"を自由にコントロールできる方法があるのでは?みたいなマウス実験の話

 
 

ドーパミン大事!ってのは常識で、「もっと!」なんて本でも「この神経伝達物質のコントロールが現代人には超大事」みたいな話がくり返されておりました。

 

 

で、ドーパミンを調整する方法はいろいろあるんですけど、カリフォルニア大学の新しい試験(R)でも、「ドーパミンを自在に操るには?」みたいなポイントをチェックしてておもしろかったです。まだマウス実験のレベルではありますが、なかなか参考になるデータではないかと。まずチームはマウスの脳内のドーパミン濃度を調べたんですが、そこでまずわかったのが、

 

  • マウスの脳内では、ドーパミンがランダムで毎分放出されていた

 

だったそうです。ドーパミンといえば、「お金が入る!」とか「お菓子が食べられる!」といった具体的な報酬に反応して発生するものですが、実際には、なんの報酬がない状況でも不規則にドーパミンが放出されてたわけですね(1秒間に約0.01回ぐらい)。つまり、このようなランダムなドーパミンを制御できれば、やる気のコントロールが可能になるんじゃないか、と。

 

続いて、チームはこんな実験をしてます。

 

  1. マウスの脳をモニタリングしつつトレッドミルで走らせる

  2. マウスがドーパミン信号をコントロールできたら砂糖を与える

 

このようなトレーニングを続けたところ、マウスたちはドーパミンの放出を認識し、その一部を予測して行動できるようになったんだそうな。つまり、具体的に砂糖をもらう前から、脳に自然とわき上がるドーパミンを活用できるようになったんだ、と。すごいっすねー。

 

 

研究チームいわく、

 

今回の結果は、自発的なドーパミン現象を作り出すだけでなく、それを調節する上で、脳内部のダイナミクスが果たす役割の可能性を示すものだ。強化学習を利用すれば、報酬と引き換えにドーパミンが放出されるように動物を訓練できることが観察できた。

 

とのこと。もちろんマウス実験なんで人間でも同じ現象が起きるかは謎だし、この実験だと「どうやって脳内のドーパミンを調整するようにトレーニングできるか?」ってのもわからないんですけど、夢のある研究でよろしいのではないかと。

 

 

個人的には、今回のデータから適当に想像を広げてみると、

 

 

  • もうちょい具体的には、「小さな前進」を細かく組み立てるとドーパミンが出やすいんで、やっぱりドーパミンのコントロール能力強化に結びつきそう(要するに、ドーパミンを増やすこと自体を報酬にすることで、ドーパミンの上昇を意図的に引き起こす)

 

といったあたりは言えるかもしれません。簡単に言えば、「これをやるとドーパミンが出るのだ!」とわかっている活動の量を意図的に増やすことで、それによってさらにドーパミンを増やしやすくなるんじゃないかって話です。自己成就予言っすね。

 

 

ちなみに、その他のドーパミン増加法については、過去にいくつか紹介してますんで合わせてどうぞー。

 

 

 

 

 


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